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「機械がわかりにくいのよ!」コンビニのコーヒーマシンで押し間違えた客。だが、そのあと言葉に詰まった理由

  • 2026.8.27

レジの前で、女性の声が少しずつ大きくなった

夕方のコンビニで、レジの列に並んでいたときのことです。

前にいた子連れの女性が、コーヒーマシンから戻ってきて店員さんに声をかけました。手には、すでに抽出の終わった紙コップを持っています。

どうやらLサイズを購入したものの、マシンではMサイズのボタンを押してしまったようでした。

「これ、頼んだのと違うんですけど」

店員さんが状況を確認すると、女性はマシンのほうを指さしました。

「機械がわかりにくいのよ!」

店員さんは声を荒らげることなく、「サイズごとにボタンが分かれているんです」と説明しました。

けれど女性は納得できない様子です。

「そんなの、ぱっと見ただけじゃ分からないでしょう」

会計を待っている人もいたため、レジの列は少しずつ伸びていました。女性のそばにいた子どもは、大人のやり取りを黙って見上げています。

次のお客さんが使うのを見て、女性はマシンを見直した

女性がレジで店員さんと話しているあいだ、コーヒーマシンの前は空いていました。

そこへ別のお客さんがやってきました。

その人は紙コップをマシンに置くと、表示を一度確認してから、自分が買ったサイズのボタンを押しました。

特別なことをしたわけではありません。ただ、いつも通りコーヒーを入れていただけです。

それを横目で見ていた女性も、つられるようにマシンへ視線を向けました。

少し離れた場所からでも、サイズごとに分かれたボタンが並んでいるのが見えます。

女性は数秒ほど黙ったあと、さっき自分が操作したあたりを見つめました。

「……あ」

それまで続いていた言葉が止まりました。

自分でも押したボタンを思い出したのか、当たり前のように操作する男性を見て恥ずかしくなったのか、それ以上「分かりにくい」と繰り返すことはありませんでした。

店員さんも責めることはせず、紙コップを受け取りました。

「今回は入れ直しますね」

女性は少し間を置いてから、「すみません。ありがとうございます」と小さな声で答えました。

新しいコーヒーを受け取ると、子どもの手を取って店を出ていきます。

その後、止まっていたレジの列も何事もなかったように動き始めました。


※本記事は、GLAMが独自に実施したアンケートで寄せられた40代女性読者の体験談をもとに、プライバシーに配慮し、人物・状況・会話表現などを一部編集・再構成して記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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