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「前より量も少なくない?」飲食店で何度も頼み直す客。だが、店長が静かに返した言葉とは

  • 2026.8.26
「前より量も少なくない?」飲食店で何度も頼み直す客。だが、店長が静かに返した言葉とは

隣の席から、料理について尋ねる声が聞こえた

休みの日の昼、ひとりで飲食店に入ったときのことです。昼どきで席はほとんど埋まり、店員さんたちは忙しそうに店内を行き来していました。

料理を待っていると、隣の席から少し不満そうな声が聞こえてきました。

「すみません。これ、思っていた味とちょっと違うんですけど」

見ると、料理にはまだ少ししか手がつけられていません。応対していた若い店員さんは注文内容を確認してから、「確認してまいります」と皿を下げていきました。

しばらくすると、作り直した料理が運ばれてきました。

「お待たせいたしました。こちらでいかがでしょうか」

客はひと口、ふた口と食べましたが、今度は皿を見ながら首をかしげました。

「うーん…やっぱり味が違うな。それに、前より量も少なくない?」

若い店員さんは困ったように料理を見ました。

「量についても確認いたしますので、少々お待ちいただけますか」

すると客は少し声を強めました。

「味も違うし、量も少ない。もう一回作り直してよ」

近くの席にも聞こえる声でした。店員さんは言い返さず、「責任者を呼んでまいります」と頭を下げました。

店長は料理と注文内容を確認した

ほどなくして、店長らしい人がテーブルへやってきました。

「お待たせして申し訳ありません。内容を確認いたしました」

店長は客の話を聞きながら、テーブルの料理にも目を向けます。

「最初のお料理については、一度こちらで作り直しております。ただ、現在お出ししているものは、通常と同じ味付け、同じ分量でご用意しています」

客は納得できない様子で、「でも前に食べたときと違う気がするんだけど」と返しました。

店長は少し間を置いてから答えました。

「お口に合わなかったことについては申し訳ありません。ただ、同じ料理をこれ以上お作り直しすることはできません」

声を荒らげるわけでもなく、責めるわけでもありません。それでも、ここから先は対応できないということだけは、はっきり伝えていました。

客もしばらく何か言いたそうにしていましたが、やがて「……分かりました」と小さく返し、それ以上店員さんを呼ぶことはありませんでした。

店長はその場を離れる前、若い店員さんに「大丈夫。あとはこっちで対応するから」と声をかけました。

店員さんがほっとしたようにうなずくのが見えました。

私が会計をして店を出るころ、隣の客は静かに食事を続けていました。

店だからといって、どんな要望にも応え続けられるわけではありません。丁寧に話を聞きながらも、できないことはできないと伝える店長の対応が、妙に印象に残った出来事でした。


※本記事は、GLAMが独自に実施したアンケートで寄せられた20代男性読者の体験談をもとに、プライバシーに配慮し、人物・状況・会話表現などを一部編集・再構成して記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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