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2026年秋冬、パリ&ロンドンが熱い! 旅の目的にしたい、注目のファッション展覧会5選

  • 2026.8.21
Hearst Owned

ファッションを愛する人にとって、海外旅行の目的地としても楽しみたいのが、現地で開催されるファッション関連の展覧会。2026年秋冬から2027年にかけて、華やかな企画が目白押し。わざわざ旅に出たくなる、必見展覧会を5つピックアップ!

Juergen Teller, Young Pink Kate, London 1998 © Juergen Teller, All Rights Reserved

「The 90s: Art and Fashion」展 @ ロンドン・テート・ブリテン

90年代英国カルチャーを、アートとファッションから再検証

六本木の国立新美術館で開催された「YBA & BEYOND:英国アートの90年代――テート美術館コレクション」が記憶に残っている人も多いと思うが、こちらは完全に別企画。

2026年10月8日からロンドンのテート・ブリテンで開催される「The 90s: Art and Fashion」は、英国『Vogue』元編集長エドワード・エニンフルがゲスト・キュレーターを務め、1990年代の英国で花開いたアート、ファッション、写真、音楽などのカルチャーを横断的に紹介する。

展示されるのは、写真、絵画、映像、彫刻、衣服など100点以上。アレキサンダー・マックイーン、ヴィヴィアン・ウエストウッド、ジョン・ガリアーノら約70人のアーティスト、デザイナー、フォトグラファーが参加する。カルチャーが花開いた、激動の時代をアートとファッションの文脈から振り返ろう。

The 90s: Art and Fashion(Tate Britain)
場所:テート・ブリテン(英国・ロンドン)
会期:2026年10月8日〜2027年2月14日

© Burberry

「The Burberry Trench: Crafting an Icon」展 @ ロンドン・V&A美術館

一着のトレンチコートはいかにして“英国のアイコン”になったのか?

英国を代表するブランド、バーバリーのトレンチコートの歴史にフォーカスする展覧会が、ロンドンのV&A美術館で開催される。実用的なミリタリーアイテムが、どのようにブランドを代表する世界的なファッションアイコンへと変貌していったのか、その軌跡を辿る。

会場には、1930年代後半のウィメンズ・トレンチコートから、ハーディ・エイミスが所有していた1979年のバーバリー・カーコート、2010年代のランウェイピース、そして近年のコレクションまで、さまざまな時代のアイテムを展示する。

“流行を超えて残る服”には、どんな秘密があるのか。ファッションにおける「アイコン」はどのように誕生するのか。トレンチコートを通して、英国の歴史や軍服文化から、現代のファッションアイコンへと至るトレンチコートの軌跡を読み解く意欲的な試みだ。なお、本展は大規模な特別展ではなく、V&AのPrince Consort Galleryで行われる無料のディスプレイ形式での展示となる。ロンドンのファッション旅に気軽に組み込めるはず。

The Burberry Trench: Crafting an Icon(V&A)
場所:V&A美術館(英国・ロンドン)
会期:2026年9月21日〜2027年1月3日

© Les Arts Décoratifs / Jean Tholance

「Look: 40 Years of Fashion at the Museum」展 @ パリ装飾芸術美術館

ファッションを“美術館に残す”とはどういうこと? アイコニックな40着から考える

パリの装飾芸術美術館(MAD)が、ファッション部門の設立40周年を記念して開催する大規模展。同館がコレクションしているなかから、アズディン・アライア、マドレーヌ・ヴィオネらを含む40のアイコニックなルックを紹介し、40年間に渡るファッションと、デザイン、文化、社会との対話を検証する。

見どころは、デザイナーによる最初のスケッチから、パターン、刺繍サンプル、縫製、ファッション写真、ランウェイ、そして美術館の収蔵庫での保存や修復まで、一着の服が生まれ、やがて「文化遺産」となっていくまでのプロセスを紹介している点。

ファッションが単なる「流行」ではなく、いかにして美術館で保存・研究されるべき文化に昇華してきたのか、向き合って考えたい。

ちなみにパリでは同時期に写真家ラファエル・パヴァロッティの展覧会も開催。2027年1月末からはヴィクトール&ロルフ展もスタートするので、ハシゴできる絶好のチャンスだ。

Look: 40 Years of Fashion at the Museum(MAD Paris)
場所:パリ装飾芸術美術館(フランス・パリ)
会期:2026年9月30日〜2027年4月4日

Le Monde de Viktor&Rolf. 30 ans de haute couture(MAD Paris)

「Le Monde de Viktor&Rolf. 30 ans de haute couture」展 @ パリ装飾芸術美術館

“奇想天外”をクチュールにした、ヴィクトール&ロルフ30年の軌跡

1993年のブランド設立以来、巨大なリボンをあしらったドレスや、人体のシルエットそのものを大胆に変形させるような作品など、ランウェイを単なる服の発表の場ではなく、ひとつの芸術表現へと変え、ファッションとアートの境界線を揺さぶってきたヴィクトール&ロルフ。彼らの30年にわたるオートクチュールの歩みを振り返る大規模展が、パリの装飾芸術美術館で開催される。

1990年代から現在までのオートクチュール作品を通して、ヴィクトール&ロルフが築き上げてきた独創的な世界観を紹介し、あらためて「ファッションとは何か?」を問いかける。

Le Monde de Viktor&Rolf. 30 ans de haute couture(MAD Paris)
場所:パリ装飾芸術美術館(フランス・パリ)
会期:2027年1月28日〜7月4日

En volume ! | Paris Musées

「En volume !」展 @ パレ・ガリエラ(パリ市立モード美術館)

一枚の布が、立体的な“服”になるまでを技術から迫る。モードマニアにおすすめの企画展

ドレスやジャケットを美しく見せるのは、デザイナーのアイデアだけではない。平面だった布に切り込みを入れ、立体的なフォルムを生み出し、身体に沿わせて一着の服へと仕立てていく――。そんなファッションの「技術」と「職人技」に光を当てるファッションラバー向けの展覧会が、パリのパレ・ガリエラで開催される。

「En volume !」がフォーカスするのは、まさに服が“立体になる瞬間”。採寸からパターンメイキング、トワル制作、プロトタイプまで、服が完成するまでの工程を紹介する。ドレーピングを生かす「flou」、テーラリングを中心とする「tailleur」、ニットを意味する「maille」の3カテゴリーを軸に、服づくりを支える職人技にフォーカス。プリーツや靴・帽子の制作技法に加え、デジタル技術や3Dプリンティングにも目を向け、伝統技術と最新のテクノロジーがどのように融合するのか、ファッションの現在を考察する。華やかなランウェイの裏側にある、「服をつくる」という行為そのもののクリエイティビティに触れたい。

En volume !(Palais Galliera)
場所:パレ・ガリエラ(パリ市立モード美術館)
会期:2026年12月12日〜2027年10月17日

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