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「10万円は、自分のお金だからいい」ボーナス直後に高額な買い物をした夫。だが、私が夫にお願いしたのは

  • 2026.8.22

玄関に置かれた、見覚えのない箱

結婚して数年。

私たちは共働きで、毎月それぞれ決まった額を生活費として出し、残りを貯蓄や自分のために使っていました。ただ、ボーナスや大きな買い物については、できるだけ事前に相談しようと話していました。

ある日、帰宅すると玄関に見覚えのない大きな箱が置かれていました。宛名は夫です。

帰宅した夫が箱を開けると、中から出てきたのは以前から欲しがっていた電子機器でした。

「これ、買ったの?」

「うん。前から欲しかったやつ」

ちょうどボーナスが振り込まれた直後でした。金額を聞くと、およそ10万円。私は思わず聞き返しました。

「どうして、一言だけでも先に言ってくれなかったの?」

夫は少し考えてから、不思議そうに答えました。

「10万円は、自分のお金だからいい」

夫にとっては、自分で働いて得たお金を使っただけという感覚だったのでしょう。けれど、これまでも高い買い物を相談なしで決められることが何度かあり、そのたびに私は何となく引っかかっていました。

生活費や子どもの教育費については二人で話し合っているのに、大きなお金が動くときだけ「自分のお金」と線を引かれる。そのことが寂しく感じたのです。

お金を責めたいわけではなかった

その夜、子どもを寝かせたあと、私は夫ともう一度話しました。

「あなたのお金を全部管理したいわけじゃないよ。ただ、大きな買い物をするときは、お互いに知っておきたい」

夫はしばらく黙っていました。

私は、10万円を使ったこと自体が嫌だったわけではありません。何も知らされないまま決まっていたことに、不安を感じていました。

「私も高いものを買うなら先に言う。それでどう?」

そう伝えると、夫はようやく小さくうなずきました。

その週末、私たちは家計について改めて話し合いました。毎月細かく使い道を報告するのではなく、ある程度まとまった金額の買い物だけは、買う前にひと言伝える。それだけのルールにしました。

ひと月ほど経ったころ、夫から声をかけられました。

「これ、来月買いたいと思ってるんだけど、先に相談していい?」

大げさな謝罪があったわけでも、夫婦のお金の管理方法をすべて変えたわけでもありません。それでも、相談してから決めるという習慣ができてから、お金をめぐる小さな衝突は減りました。

あの日、私が欲しかったのは10万円の使い道を決める権利ではなく、一緒に暮らしている相手として、ひと言知らせてもらうことだったのだと思います。

※本記事は、GLAMが独自に実施したアンケートで寄せられた30代女性読者の体験談をもとに、プライバシーに配慮し、人物・状況・会話表現などを一部編集・再構成して記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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