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岩手・盛岡で東北の美味を堪能できる、おすすめレストラン2選

  • 2026.8.21
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岩手県の盛岡は、数年前に「ニューヨーク・タイムズ」で「世界で行くべき場所」の2位に選ばれたほど、世界中から注目される街。そんな盛岡で、 みちのくの風土が育む滋味に出合えるおすすめレストラン2軒をご紹介します。

1.【雨宿り】岩手の風土が生み出すうま味の世界に驚嘆する

蒸したジャガイモに玄米味噌を練り込み、再形成した“芋サラ”。 Jun Hasegawa

絶滅寸前だった在来米を自然栽培で復活させ、自らどぶろく造りを探求し、この地に伝わる発酵食の知恵を取り入れながら独自に“遠野キュイジーヌ”の世界を切り開く料理人・佐々木要太郎氏。1日1組限定のオーベルジュ「とおの屋 要」(遠野市)を率いながら、2024年には盛岡市街に新たな美食空間として「雨宿り」をオープンさせました。

キッチンに立つ石川有沙さん。 Jun Hasegawa

厨房に立つのは佐々木氏の下で10年にわたり経験を重ねた石川有沙さん。旬の食材がもつ一瞬のきらめきに満ちた一皿に彼女ならではの感性が加わり、さらに牛肉のぬか漬けなど、郷土が育む食文化を時代に合わせて昇華させた美味が添えられます。

牛肉のぬか漬け。味わい豊かな経産牛が発酵・熟成を経てさらにうま味が凝縮。 Jun Hasegawa
ふくよかな味わいの“遠野のどぶろく”。 Jun Hasegawa

「ぬか床は一人一つ。他人は手を触れてはいけません」と石川さん。家に棲む菌、掌(てのひら)の常在菌など目に見えぬものが醸すうま味は、作り手それぞれに唯一無二。それらを生きた酵母が泡立つどぶろくと共に味わう……、一期一会の食体験がここにあります。

古民家の木材で建てられたお店。壁には遠野の田んぼの土などを使用。 Jun Hasegawa

「雨宿り」
所在地/岩手県盛岡市長田町8-2
アクセス/盛岡駅から徒歩約12分、車で約3分
営業時間/12:00~14:30、18:00~23:00
定休日/不定休
料金/おまかせコース¥14,850~
TEL/090-7337-5799
Instagram/@amayadori_morioka

2.【tsumugi】お皿の上で繰り広げられる美味なる東北各県の旅

炭火焼きで絶妙に火入れされた短角牛。雪下にんじんや葉玉ねぎなど、添えられる旬の味覚がうま味を引き立てます。 Jun Hasegawa

次なる美食デスティネーションとして注目度を高めている岩手。東北各地の食材を使った独創的な一皿で食通を魅了する一軒が「tsumugi(つむぎ)」です。シェフの早川光さんは秋田出身。東京で和食、フレンチ、スペイン、イタリアンなど多彩な経験を重ね、若き才能を発掘する料理人コンペティション「RED U-35」で2度の入賞を果たした実力派です。

一人でお店を切り盛りする早川光シェフ。 Jun Hasegawa
1日2組限定、2日前までに要予約の小さなお店。 Jun Hasegawa

東北に徹底してこだわったコースは、仕込みから渾身の力を注ぐため、1日2組限定・2日前までに要予約。地元名物・盛岡冷麺を再構築した一皿は麺から手作りし、江刺レモンの麹(こうじ)で漬けた黄色いキムチや、幻の三陸産ブドウエビを添えるなど、多彩な食材を調和させる感性も見事。

盛岡冷麺をモチーフにした“tsumugi冷麺”。希少なブドウエビには、畑のキャビア“とんぶり”がアクセント。 Jun Hasegawa

さらにペアリングのワインや日本酒、器やカトラリーも東北の作り手によるもの。パティシエのあゆみさんが作るデザートまで、東北が紡ぐ美味なるストーリーを存分に楽しむことができます。

Jun Hasegawa

「tsumugi」
所在地/岩手県盛岡市天昌寺町4-26
アクセス/盛岡駅から徒歩約18分、車で約5分
営業時間/12:00~、18:30~
※完全予約制、共に一斉スタート
定休日/不定休
料金/ランチ¥9,800~ ディナー¥19,000~
※共にペアリングドリンク込み
TEL/090-5594-5675
Instagram/@tsumugi_morioka

初出:リシェスNo.56 2026年6月26日発売

※掲載の料金は、基本的に消費税・サービス料込みのものです。

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