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【FINAL直前】SF6「トパチャン」第7期オンライン本戦を振り返る!ももち全敗、ウメハラ敗退の波乱を経て、ブランカ使いのMenaRDと重松がFINAL進出

  • 2026.8.21
5月に開幕した第7期TOPANGA CHAMPIONSHIP
5月に開幕した第7期TOPANGA CHAMPIONSHIP

『ストリートファイター6』(以下、スト6)の大会である第7期 TOPANGA CHAMPIONSHIPのFINAL STAGEが、2026年8月21日~23日(日)に開催される。TOPANGA CHAMPIONSHIPは、前回大会の成績により段階が振り分けられて招待される選手と予選から勝ち上がった選手による長期戦だ。本稿では、目前に迫るFINAL STAGEに向けて、これまでのオンライン予選とオンライン本戦の激戦を振り返る。

オンライン予選から約3カ月、激戦を勝ち抜いた7選手がFINAL STAGEへ

まず、QUALIFYING ROUNDが2026年5月16日・18日に行われ、予選トーナメント、TOP16リーグ、TOP8リーグの3段階を経て、上位2人がBEGINNING STAGEに進出した。

BEGINNING STAGEは2026年6月10日~22日に開催。予選突破者の2人に加え、招待選手25人を加えた27人によるリーグ戦を実施。27人を9人ずつBLUE、RED、YELLOWの3つのDIVISIONに分け、3試合先取の総当たり戦を実施。各DIVISIONの上位3人がADVANCED STAGEへ進出した。BLUE DIVISIONはりゅうきち選手、ひぐち選手、MenaRD選手が、RED DIVISIONはShuto選手、重松選手、マゴ選手が、YELLOW DIVISIONは水派選手、わびいち選手、LeShar選手の3人が勝ち抜けた。

ADVANCED STAGEは2026年7月1日~15日に開催。BEGINNING STAGEを抜けた9人に招待選手9人を加えた18人によるリーグ戦が行われた。基本的なルールはBEGINNING STAGEと同様で、WHITEとBLACKの2つのDIVISIONに分かれ、3試合先取の総当たり戦を行った。各DIVISIONの上位3人と、4位同士によるEXTRA ROUNDの勝者を合わせた7人が、2026年8月21日~23日(日)に開催されるFINAL STAGEへ進出する。

WHITE DIVISIONはShuto選手、MenaRD選手、重松選手が、BLACK DIVISIONはりゅうきち選手、ひびき選手、ふ~ど選手が勝ち抜けた。さらにひぐち選手と水派選手が4位となり、2026年7月15日に開催されたEXTRA ROUNDに進出。EXTRA ROUNDはFINAL STAGEのルールである7本先取。7勝した時点で2勝以上の差が付いていない場合は2勝差が付くまで続行。10勝まで2勝差が付かなかった場合は、先に10勝したほうが勝利だ。EXTRA ROUNDでは、ひぐち選手が水派選手を下し、FINAL STAGE最後の1枠に飛び込んだ。

【画像】2026年8月21日~23日(日)にTOKYO NODE HALLで開催されるFINAL STAGEへ進出した7選手
【画像】2026年8月21日~23日(日)にTOKYO NODE HALLで開催されるFINAL STAGEへ進出した7選手

BEGINNING STAGEはMenaRD選手が薄氷の通過、RED DIVISIONは大激戦

BEGINNING STAGEはシークレット招待枠として、MenaRD選手がBLUE DIVISIONに登場。EVOやCAPCOM CUPなど、世界大会を何度も制してきたプレイヤーだけに、もはやFINAL STAGE進出は確定か?と思われたが、初戦であきら選手に敗北。その後持ち直すも5戦目のひかる選手に負けるとJr.選手、りゅうきち選手に連敗し、厳しい状況となった。最終戦のあでりい選手戦で勝利すれば3位通過が見えた状態でからくも勝利。4勝4敗が5人並ぶ中、ポイント差でADVANCED STAGEへの進出を決めた。

YELLOW DIVISIONはベテラン勢のときど選手、ウメハラ選手、ガチくん選手が軒並み敗退。2年前のTOPANGA CHAMPIONSHIPの覇者であるこばやん選手もぎりぎり4位で通過ならず。

BLUE DIVISIONはいきなり初戦でMenaRD選手が登場。あきら選手が見事勝利した
BLUE DIVISIONはいきなり初戦でMenaRD選手が登場。あきら選手が見事勝利した

RED DIVISIONは大激戦。6勝2敗が4人並び、わずかなポイント差でCC12優勝者さはら選手が敗退。2位にはここ最近大躍進している重松選手が入った。さはら選手とマゴ選手は最終戦まで結果がわからない状況で、結果としてはさはら選手の最終戦であるShuto選手戦が3-2での決着だったが、3-1であればマゴ選手と同ポイントとなり、直接対決を制しているさはら選手が勝ち上がりとなる。まさにぎりぎりの状況でマゴ選手がADVANCED STAGEへ進出した。

どぐら選手のアレックスを倒し、ADVANCED STAGEへ進出を決めたマゴ選手
どぐら選手のアレックスを倒し、ADVANCED STAGEへ進出を決めたマゴ選手

ADVANCED STAGEはShuto選手が2連続1位抜け、りゅうきち選手も圧倒的な強さ

BEGINNING STAGE全試合終了後、勝ち抜いた9人にADVANCED STAGEからの招待選手9人を加えた抽選会を行い、以下の組み合わせに。

WHITE DIVISION

わびいち選手、あくたがわ選手、重松選手、ひぐち選手、ヤマグチ選手、Shuto選手、ボンちゃん選手、cosa選手、MenaRD選手

BLACK DIVISION

りゅうきち選手、鶏めし選手、ふ~ど選手、LeShar選手、ひびき選手、マゴ選手、もけ選手、ももち選手、水派選手

ADVANCED STAGEのWHITE DIVISIONでは、BEGINNING STAGEで苦戦していたMenaRD選手が、1位通過のShuto選手と同じ勝利数を挙げる躍進を見せ、FINAL STAGE進出を決めた。しかも、ひぐち選手、ヤマグチ選手をともに3-0で下している。Shuto選手はBEGINNING STAGEから連続での1位通過。現時点で一番好調と言える選手だ。3位は重松選手。FINAL STAGE進出者はベテラン・中堅が中心となったが、そのなかで若手の重松選手がどこまで躍進するかにも注目だ。

WHITE DIVISIONの結果
WHITE DIVISIONの結果
Shuto選手はBEGINNING STAGE、ADVANCED STAGEともに1位通過という安定感を見せた
Shuto選手はBEGINNING STAGE、ADVANCED STAGEともに1位通過という安定感を見せた

BLACK DIVISIONはりゅうきち選手が圧倒的な強さを見せて1位抜け。2位にはひびき選手、3位にはふ~ど選手が滑り込んだ。4位はふ~ど選手と同じ5勝3敗の成績を残した水派選手。ポイント差でEXTRA ROUNDへの進出となった。意外な結果となったのはももち選手。強豪ぞろいのリーグとはいえ、8戦全敗となり、苦しい戦いを強いられた。

BLACK DIVISIONの結果
BLACK DIVISIONの結果
りゅうきち選手が7勝1敗の好成績で1位通過を決めた
りゅうきち選手が7勝1敗の好成績で1位通過を決めた

最終枠を賭けたEXTRA ROUND、ひぐち選手のガイルが7-3で勝利

WHITE DIVISIONとBLACK DIVISIONから3人ずつの計6人がFINAL STAGEに進出。最後の1枠を賭け、各DIVISIONの4位がEXTRA ROUNDで対峙する。対戦は7本先取で行われた。ひぐち選手はこれまでと同様にガイルを選択したが、水派選手はサガットを選んだ。ADVANCED STAGEでは鶏めし選手にだけサガットを出し、それ以外はキャミィを出していた。

試合はいきなり3連勝で勢いづくひぐち選手だったが、水派選手も2本取り返す一進一退の攻防が続く。しかし、そこからさらに2本取ったひぐち選手が大きくリードを広げる。水派選手はそこからもう1本取るにとどまり、結果は7-3でひぐち選手が勝利した。

水派選手対ひぐち選手のEXTRA ROUNDは、ひぐち選手の勝利で終わった
水派選手対ひぐち選手のEXTRA ROUNDは、ひぐち選手の勝利で終わった

これでFINAL STAGEへの進出者が出そろった。

FINAL STAGE

Shuto選手、りゅうきち選手、MenaRD選手、ひびき選手、重松選手、ふ~ど選手、ひぐち選手

FINAL STAGEの注目はブランカ使いの2選手、対抗は昨年王者ふ~ど選手

FINAL STAGEの注目はやはり特別招待枠で参加したMenaRD選手。そして同じくブランカ使いとしてEVO 2026でMenaRD選手と優勝を争った重松選手の2人だろう。ただ、7人中2人がブランカという状況はほかの5人にとっては対策しやすい状況でもあるので、楽観視はできない。また、MenaRD選手はウメハラ選手との対戦により長期戦の対応力も見せている。初めてのTOPANGA CHAMPIONSHIPのFINAL STAGEでもその強さは見せられるのではないだろうか。

対抗に挙げるとしたらふ~ど選手。昨年優勝のディフェンディングチャンピオンにして、TOPANGAの申し子と言えるほどの好成績を残している。

ひびき選手とひぐち選手は魂のキャラクター使いで1つのキャラクターを極めた練度の高さがある。BEGINNING STAGEもADVANCED STAGEも1位抜けしたShuto選手や強豪ひしめくADVANCED STAGEで7勝1敗の好成績を残したりゅうきち選手も安定感は抜群。昨年のキャラ変えから1年が経ち、その練度が煮詰まってきた感があるので、大きく爆発する可能性は秘めている。

FINAL STAGEは、ヤスミンが実装され、イヤー4が開幕してから約3週間後の2026年8月21日~23日(日)に行われる。新キャラクターの追加やバトルバランスの変更から十分な時間がたっていないだけに、各選手が短期間で新環境へどこまで対応できるかも注目点となる。

第7期からペイパービュー化、FINAL STAGEでは安定した配信に期待

今回から大きく変わった点と言えば、BEGINNING STAGEから配信が有料になったこと。PPV料金は単日500円~2500円、ステージ通し3500円~4000円、全日程通し7000円。全日程通しチケットの7000円はちょっと高めに感じるが、BEGINNING STAGE、ADVANCED STAGE、EXTRA ROUND、FINAL STAGEのすべての試合が観戦できるとなると、お得感すら感じる。ただ、筆者の視聴時には、映像が止まったあと、再開時に試合が進んでいた場面もあった。FINAL STAGEでは安定した視聴環境に期待したい。

著者プロフィール・岡安学

ゲーム情報誌編集部を経て、フリーランスに。イベント取材をはじめ、法律問題、マーケットなど、多角的な切り口でeスポーツを取り上げる。さまざまなゲーム誌に寄稿しながら、攻略本の執筆も行い、関わった書籍数は50冊以上。現在は、Webや雑誌、Mookなどで活動中。近著に『ゲームビジネス』(クロスメディア・パブリッシング)、『みんなが知りたかった最新eスポーツの教科書』(秀和システム)などがある。

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