1. トップ
  2. ビジネス・マネー
  3. 「え、嘘でしょ…!?」実家の“桐たんす”を買取業者に出した50代娘、査定士に告げられた予想外の一言に“耳を疑ったワケ”

「え、嘘でしょ…!?」実家の“桐たんす”を買取業者に出した50代娘、査定士に告げられた予想外の一言に“耳を疑ったワケ”

  • 2026.9.10
undefined
出典元:photoAC(※画像はイメージです)

皆さま、こんにちは。金融機関勤務のおがわ163です。20年間、金融機関の窓口で資産運用や家計相談に携わってきた経験をもとに、お金にまつわるリアルなエピソードをお届けしています。

今回ご紹介するのは、母の遺品整理で、実家の桐たんすを粗大ゴミに出そうとした50代女性Aさんの体験談です。買取業者に相談したAさんが査定額に驚いた理由とは。

「大きくて邪魔なだけ」と思っていた桐たんす

Aさんは54歳、正社員として働いています。夫と子供のいる4人家族です。母を亡くし、実家の遺品整理を進める中で、一番の悩みの種だったのが、寝室に置かれた大きな桐たんすでした。

祖母の代から使っていたものらしいのですが、とにかく場所を取るし、今どき着物を着る機会もない。Aさんは粗大ゴミに出すしかないと思っていました。

自治体の粗大ゴミ受付に電話をかける前に、念のため夫から「一応、買取に出してみたら」と勧められ、Aさんは近所の買取業者に見積もりを頼んでみることにしました。

査定士の見立てに、Aさんは耳を疑った

undefined
出典元:photoAC(※画像はイメージです)

訪れた査定士は、たんすの引き出しや金具、木材の継ぎ目を丁寧に確認しました。

「これは全面に桐材を使った『総桐たんす』ですね。桐たんすの中でも最上級の作りです」

査定士はそう言いました。桐たんすには、前面だけに桐を使ったものから、四方すべてに桐を使った総桐たんすまで種類があります。桐たんすの中には、経済産業省から伝統的工芸品の指定を受けている産地のものもあり、そうした背景を持つものは特に評価が高いといいます。

「え、嘘でしょ…!?」 提示された査定額を見て、Aさんは思わず目を疑いました。

たんす本体どころか、中の着物や帯まで合算された金額は、想像をはるかに超えるものだったのです。

「本当に粗大ゴミに出す寸前でした。作りの良さも着物の価値も、私にはさっぱり分からなくて……捨てなくて本当に良かったです」と、Aさんは胸をなでおろしながら驚きを隠せない様子でした。

処分する前に、まず査定に出してみる

「大きくて場所を取るだけの、古い家具だと思い込んでいました」とAさんは振り返ります。

査定士からは、桐たんすは近年、伝統工芸品としての価値が見直されており、作りの良いものや産地のはっきりしたものは高額査定が期待できること、中に何が入っているかまで含めて見てもらうことが大切だとアドバイスがありました。

粗大ゴミとして処分すると、多くの自治体で収集手数料がかかりますが、買取に出せば逆に収入になる可能性があります。

「次に何か大きな家具を処分するときは、迷わず先に査定に出してみようと思います」とAさんは話してくれました。

処分する前に確認しておきたいこと

  • 総桐たんすは特に高く評価される
  • 産地や作りのはっきりしたものは高額査定が期待できる
  • たんす本体だけでなく中の着物や帯にも値がつくことがある
  • 粗大ゴミは自治体の収集手数料がかかる
  • 買取なら逆に収入になる可能性がある
  • 訪問買取のトラブルも増えているため業者選びは慎重に
  • 訪問買取は契約から8日以内ならクーリングオフができる


「大きくて邪魔なだけ」と思い込んで処分する前に、一度査定に出してみることが、見逃していた価値に気づく第一歩です。遺品整理で出てきた家具の扱いに迷ったときは、複数の買取店に相談してみてください。


執筆:おがわ163
金融機関勤務(勤続20年)。2級ファイナンシャル・プランニング技能士。窓口業務・資産運用相談の現場経験をもとに、生活に役立つお金の知識をわかりやすくお届けしています。

の記事をもっとみる

注目コンテンツ