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意外に間違える人が多いかも…?「時速3600kmは秒速何m?」→10秒でチャレンジ

  • 2026.8.31
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時速3600kmというとてつもない速さで動く物体を知っていますか?答えは、「月」です。

月が地球の周りを回る公転平均速度はおよそ時速3600kmだということが分かっています。今回はこの「とても速い速度」を秒速に直してみましょう。

問題

時速3600kmは、秒速何mになりますか?

※制限時間は10秒です。

解答

正解は、「秒速1000m」です。

3600kmという大きな数を扱うので、計算が少し難しいと感じた人もいるかもしれません。

しかし、次の「ポイント」で紹介する方法を使えば、答えはすぐに求められますよ。

さっそく、どんな方法か確認してみてください。

ポイント

この問題を素早く計算するポイントは、「時速を3.6で割ること」です。

今回、注目してほしいのは時速と秒速の距離の単位が違うことです。時速は3600kmとkm単位になっているのに、秒速はm単位で答えなければなりません。

・時速を秒速に直す
・距離の単位はkmからmに直す

この二つの条件がそろっているときは、時速の数値を3.6で割るだけで、答えを出せます。なお、割り算では割られる数と割る数に同じ数を掛けても答えは変わりません。

3.6という小数で割る計算が難しければ、3600と3.6をどちらも10倍してから計算するとよいでしょう。

3600÷3.6
=36000÷36←割られる数と割る数を10倍すると計算しやすくなる
=1000

あとはこの数値に秒速とmをつけて、「秒速1000m」と答えればおしまいです。簡単ですね。

【この計算方法が成り立つ理由】

最後に、どうして3.6で割るだけで答えが出るのかを考えてみましょう。

時速3600kmとは、「1時間あたりに3600km進む速さ」という意味です。これを「秒速=1秒間あたりに進む速さ」に直していきます。

1時間は60分、そして1分は60秒です。つまり、1時間は60×60秒=3600秒です。1時間(3600秒)で3600km進むのですから、1秒間あたりに進む距離は

3600km÷3600
=1km

と計算できますね。

また1km=1000mという関係上、kmをm単位に直すには、km側の数字に1000を掛ければOKです。

1km
=1×1000m
=1000m

では、÷3600と×1000という計算を同時に行うとどうなるのでしょうか?

3600÷3600×1000
=3600×(1/3600)×1000←×(1/3600)に変形した
=3600×{(1/3600)×1000}←掛け算はどの順番からしてもよいので、先に{(1/3600)×1000}を計算する
=3600×(1000/3600)←1000/3600の分子と分母を1000で割って約分する
=3600×(1/3.6)
=3600÷3.6←×(1/3.6)は÷3.6のこと

最初に紹介した「3600÷3.6」の式が出来上がりましたね。

まとめ

時速を秒速に直す問題では、答え方を確認してください。

時速〇kmを秒速△mに直すように指定されている場合は、〇÷3.6の計算をすれば一発で答えが出ます。制限時間が短いときは、これはとても役に立つ計算方法です。

ただし、3.6で割る計算方法は、「時速を秒速に直す」かつ「距離の単位はkmからmに直す」という二つの条件がそろわないと使えません。時速を分速に直す場合などに、間違って使わないように注意しましょう。

※当メディアでご紹介する数学関連記事においては、複数の解法をもつものもございます。あくまでも一例のご紹介に留まることを、ご了承ください。



文(編集):VY
数学とIT技術学習が趣味のWebライター。実用数学技能検定2級と数学教員免許を取得後、家庭教師や学習支援スタッフとして数学指導を行ってきた。文系と理系の別、年齢にとらわれない、誰でも楽しめる数学解説作成を目指している。

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