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「昨日の大雨が原因だ」家のリビングで“雨漏り”を発見した50代男性、保険会社に問い合わせると…告げられた“予想外の原因”

  • 2026.9.9
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出典元:photoAC(※画像はイメージです)

元金融機関OLでFPのかきまりです。
今回は、前日に降った大雨のあと、自宅で雨漏りしていることに気づいたAさん(50代男性)のお話です。

自宅のリビングで雨漏りを見つけたAさんは「昨日の大雨が原因だろう」と考え、加入している火災保険で修理できないか、保険会社に問い合わせることにしました。

家財や家具には被害がありませんでしたが、壁紙が傷み、屋根裏の木の板には腐敗も見られました。

ところが、保険会社からは「今回の大雨による損害とは考えにくい」と説明されます。

大雨の翌日に気づいた「雨漏り」

Aさんが雨漏りに気づいたのは、大雨が降った翌日のことでした。

そのため、Aさんは当然のように「昨日の大雨で雨漏りした」と考えていました。

しかし、保険会社が確認するのは、雨漏りをいつ発見したかだけではありません。

今回の雨によって新たに発生した損害なのか、それとも以前から少しずつ進行していたものなのか。そこが重要になります。

屋根裏の木の板が「腐敗」していた

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出典元:photoAC(※画像はイメージです)

保険会社が注目したのは、屋根裏の木の板の状態でした。

木材が腐敗するには一定の時間がかかるため、前日の大雨によって雨水が入り、その一日で木の板が腐敗したとは考えにくいと判断されたのです。また、カビも大量に発生していましたが1日で発生した量とは考えにくい量だったそうです。

つまり、今回の大雨が直接の原因ではなく、それ以前から雨水が徐々に入り込み、屋根裏の木材を傷めていた可能性が高いと考えられました。

「雨が吹き込んだ」だけでは補償されない

火災保険では、雨が吹き込んだというだけで、必ず補償されるわけではありません。

たとえば、台風などの強風によって屋根や外壁が破損し、その破損箇所から雨水が吹き込んで建物に損害が生じたのであれば、風災として補償の対象となる可能性があります。

一方、屋根や外壁に新たな破損がなく、もともとの隙間などから雨水が入り込んでいた場合は、今回の大雨による事故とは認められにくくなります。

Aさんの自宅も、雨風によって屋根や外壁が新たに破損したわけではありませんでした。

そのため、雨水が自然に入り込み、時間をかけて屋根裏にダメージを与えたものと判断され、壁紙や木の板の腐敗についても保険の対象外となりました。

「大雨のあとに発生した」と「大雨が原因」は違う

Aさんにとっては、大雨の翌日に雨漏りが発生した以上、大雨が原因だと思うのも無理はありません。

しかし火災保険で重要なのは、「いつ被害に気づいたか」ではなく、「何が損害を発生させたのか」です。

今回のケースでは、大雨が雨漏りに気づくきっかけにはなったものの、屋根裏の木材を腐敗させた原因そのものとは認められませんでした。

「大雨の翌日に雨漏りしたから、火災保険が使える」とは限らない。

Aさんは今回の経験から、火災保険では損害が発生した時期だけでなく、その原因まで確認されることを知ったのです。


執筆:かきまり|元金融OL・現役FP

金融機関で14年間勤務した後、Webライターに転身。銀行業務、保険業務では、預金や資産運用、保険商品の提案をはじめ、相続対策や資産形成、ライフプランに関するアドバイスなど、多くのお客様の相談に携わってきた。専門的な内容も読者目線でかみ砕いて伝え、「読んで終わり」ではなく、実際の行動につながる実用的なコンテンツを目指している。FP2級/AFP資格保有。

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