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「もっと早くに検討していたら…」普通預金に720万円を貯めた40代女性、銀行員に突きつけられた試算結果に“後悔したワケ”

  • 2026.9.12
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出典元:photoAC(※画像はイメージです)

みなさま、こんにちは。元銀行員の金融ライター・池田です。

「資産運用=元本割れする」というイメージから、投資に抵抗感を示す人も少なくありません。

しかし、資産運用の方法にはさまざまな選択肢があり、元本を守りながら資産を増やすことも可能です。

今回は、「元本割れ」への抵抗から教育費を普通預金に貯蓄していたものの、銀行員の言葉で運用を考えるきっかけとなった夫婦のエピソードを紹介します。

教育費を毎月4万円貯蓄していた夫婦

40代の女性・Aさん(仮名)には、中学3年生の息子がいます。

Aさん夫婦は子どもが生まれてから教育費として毎月4万円を普通預金に貯蓄しており、15年間で720万円となりました。

「私たち夫婦は投資の経験がなく、リスクのない方法で堅実に貯蓄したいと考えていました。NISAが広まったことをきっかけに運用を考えた時期もありましたが、やはり『元本割れは避けたい』ということで意見が一致したんです。定期や国債は金利が低いし、手続きの手間を考えたら普通預金でいいのかなと」

今後も、高校を卒業するまでの3年間は月4万円の貯蓄を続けようと考えていたそうです。

後日、銀行で知った最新金利

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出典元:photoAC(※画像はイメージです)

その後、銀行窓口で運用について声をかけられた際、元本割れする商品は避けている旨を伝えたAさん。

すると、銀行員から以下のような案内がありました。

「リスクを抑えて堅実に資産を増やしたい場合、定期預金や個人向け国債を選択肢として考えてみるのもいいかもしれません。どちらも金利が上がっており、2026年に入ってからも上昇を続けています」

「そうなんですね…。でも、上がっているとはいえ、そもそもの金利が低いですよね?」

「確かに派手な増え方はしないかもしれませんが、たとえば定期預金なら、1年もので0.525%、国債・固定5年は1.95%です(※当時の金利)」

数年前から金利が上がっていることは把握していたものの、現在の金利水準を知って驚くAさん。

「そんなに上がっているなんて知らなかったです。今は息子の大学進学費用として貯めた貯蓄が720万円あるんですが、3年間だけの運用でも意味はあるんでしょうか」

試算によると、以下のような結果が出ました。

  • 定期預金・3年・0.8%:元本720万円で3年間の利息合計「約13万7,600円(税引き後)」
  • 個人向け国債・固定3年・1.56%:元本720万円で3年間の利息合計「約26万8,500円(税引き後)」※当時の金利

結果を見て、驚いたAさん。

「定期や国債はほとんど増えないと思っていたので、3年間でここまで利息を受け取れることに驚きました。例えば国債の固定3年なら、普通預金から置き場所を変えるだけで利息が約27万円。毎月4万円を貯蓄している私たちにとっては、利息だけで6ヶ月分以上です」

Aさんは続けます。

「もっと早くに検討していたら、選べる期間の選択肢も広がっていたかも。こまめに金利の情報をチェックしておけばよかったです。まずは夫にも相談して、運用を前向きに検討したいと思います」

そう話されていました。

「元本割れを避けたい」人こそ、お金の置き場所の見直しを

資産運用には、リスクを取ってお金を増やすこと以外にもさまざまな選択肢があります。

Aさん夫婦のように元本割れのリスクを回避して運用したい場合、定期預金や個人向け国債のほか、満期まで保有することで元本割れを防げる円建ての保険商品などが有力です。

また、現在は金利の上昇により、得られるメリットも大きくなっています。例として、2026年9月募集分の個人向け国債の金利は、固定5年で2.24%、固定3年で1.96%、変動10年で1.95%です。

定期預金や国債など安全資産は、「いつ・どれだけのリターンを受け取れるか」が確定しているのも強みのひとつ。

「元本割れを避けたい」という人こそ金利動向をしっかりとチェックし、資産を守りながら安全に増やせる方法を検討してみましょう。


監修・執筆:元銀行員・ikebu

元銀行員の金融・法律ライター。一種外務員資格(証券外務員一種)、行政書士資格を保有。大学では法学部・法律学科に在籍し、卒業後は地方銀行に入行。個人リテール業務において、投資信託・生命保険商品の販売を中心とする資産運用のサポートのほか、住宅ローンや相続などの幅広い業務に携わる。法人営業では、事業性融資や法人向けの運用商品販売を担当。現在は金融・法律ジャンルを中心にライターとして活動。銀行員時代の経験や保有資格を活かし、専門的な内容を分かりやすく丁寧に解説することを得意とする。

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