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退職金2,000万円を受け取った60代男性→銀行員の勧めで『金利年5%の定期預金』に入れるが…後日、判明した“思わぬ条件”に絶句

  • 2026.10.3
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出典元:photoAC(※画像はイメージです)

皆さま、こんにちは。金融機関でマネージャーを務めながら、家計のご相談に日々向き合っている中川です。

「退職金は大きなお金だから安全に増やしたい」

退職直後に銀行の窓口で高金利の定期預金を勧められ、契約してはいませんか?退職金を受け取る時期は金融機関からの営業が強まるタイミングですが、「退職者限定の高金利プラン」には注意が必要です。販売手数料や元本割れのリスクがあるケースも少なくありません。

今回は、特別金利セット商品の注意点とお金を守る確認ポイントをお伝えします。

「退職金は大きなお金だから、まずは安全に預けておきたい」

Aさんは62歳。長年勤めた会社を定年退職し、退職金として2,000万円を受け取りました。「大きなお金だから、まずは安全に預けたい」と、取引のある銀行の窓口を訪れます。

すると担当者から、「退職された方限定で、年5%の特別金利の定期預金があります」と勧められました。普通の定期預金よりはるかに高い金利に、Aさんは魅力を感じたといいます。

年5%が続くのは、最初の数か月だけだった

契約内容をよく確認すると、年5%の金利が適用されるのは、最初の3か月など決められた期間だけでした。さらに、預ける資金の半分を定期預金、もう半分を投資信託で運用することが条件となっていたのです。

「高い金利は、預けたお金全体にずっと付くものだと思っていました…」Aさんは絶句した様子で振り返ります。

セットで購入した投資信託には販売手数料がかかることがあり、価格や為替の変動によっては、受け取る額が当初の期待を下回ることもあります。高い金利だけに目を向けるのではなく、契約全体の内容やリスクも確認することが大切です。

特別金利の仕組みを知っておく

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出典元:photoAC(※画像はイメージです)

退職金を受け取った時期は、金融機関から運用の提案を受けやすいタイミングです。「退職者限定・高金利」とうたう商品には、定期預金と投資信託などを組み合わせたものが少なくありません。

こうした商品が必ずしも悪いわけではなく、内容を理解して選べば役立つ場合もあります。ただ、高金利という言葉だけで判断すると、思っていた運用と違うことになりかねません。

リスクを事前確認し冷静な運用判断を

退職金向けの「年5%」といった高金利定期預金は、投資信託などとのセット購入が条件になっているケースが多く、高金利の適用期間も最初の数か月間に限定されているのが一般的です。

セットで販売される投資信託には購入時手数料がかかる上、価格変動によって預金利息以上の損失を被るリスクもあります。「高金利」という言葉だけに惹かれず、適用期間・手数料・運用リスクの3点を契約前に必ず確認することが重要です。

窓口で即決せず一度持ち帰って家族や第三者に相談し、大切な退職金を納得のいく形で守りながら運用していきましょう。


執筆・監修:中川 佳人
金融機関勤務の現役マネージャー。1級ファイナンシャル・プランニング技能士。20年にわたり、資産形成や家計管理・住宅ローンなどの実務に携わってきた経験を活かし、記事の監修や執筆を行っている。専門的な内容を、誰にでもわかりやすく伝えることをモットーとしている。

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