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「一番安全だろう」2,200万円を普通預金に入れていた40代女性→後日、銀行で告げられた事実に“後悔したワケ”【元銀行員は見た】

  • 2026.9.11
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出典元:photoAC(※画像はイメージです)

みなさま、こんにちは。元銀行員の金融ライター・池田です。

「貯蓄はとりあえず普通預金で管理している」という家庭は多いのではないでしょうか。

しかし、同じ「貯蓄」であっても、いつ・何に使うお金なのかによって適した置き場所は異なります。今回は、貯蓄2,200万円をすべて普通預金で管理していたものの、後に後悔することとなった女性の事例を紹介します。

「普通預金なら間違いない」と思い込んでいた女性

40代の女性・Aさん(仮名)は、夫と子ども2人の4人家族。子どもは小学1年生と中学2年生です。

Aさん夫婦の貯蓄2,200万円の内訳は、以下のとおり。

  • 生活防衛費:300万円
  • 教育費(2人分):900万円
  • 老後資金:900万円
  • 住宅ローンの繰り上げ返済用:100万円

「教育費は私の普通預金で、それ以外は夫の普通預金で管理していました。今は運用の選択肢も多いですが、普通預金なら一番安全だろうと思っていたんです」

Aさんはそう振り返ります。

銀行窓口で告げられた言葉に「焦りを覚えました」

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出典元:photoAC(※画像はイメージです)

ある日、Aさんは妹との会話で、妹夫婦がNISAを活用した積立投資や職場の財形貯蓄などで資産を運用していることを知ります。

そのことをきっかけに、「うちはこのままでいいのだろうか」と不安に思ったAさん夫婦。

後日、銀行で運用について相談する機会を設けました。

「我が家の貯蓄はすべて普通預金で管理しているんですが、NISAの積立投資なども気になっていて…。そもそも、貯蓄を普通預金に置いておくのはやっぱりよくないんでしょうか」

担当者からは以下のような返答がありました。

「普通預金は確かに元本割れの心配がなく安全ですが、物価の上昇にともなってお金の価値が目減りしてしまうリスクもあります」

「そうですね…。お金そのものの価値については考えたこともありませんでした」

担当者は続けます。

「ただし、生活防衛費のように、いつでも引き出せるよう普通預金に置いておくのがベストなお金もあります。大切なのは、貯蓄の目的や性質に合わせた置き場所・運用方法を考えながら、資産の価値を守ることです。たとえば、Aさまが気になるとおっしゃっていた積立投資は、長期間かけてコツコツ運用することで利益を生みやすくなります。Aさまの貯蓄の中では、老後資金の運用に活用するのが向いています」

「なるほど。では、子どもの大学進学費用はどうでしょうか」

「小学1年生のお子さまが大学進学を迎えるのは10年以上先になるので、一部は安全資産で守りながら、余裕分をNISAで活用するのもひとつです。中学2年生のお子さまは4年後に大学受験を迎えるので、リスクが大きい運用方法は避け、定期預金や国債の固定3年で堅実に運用するのがおすすめです。具体的な運用方法は、『どの程度までリスクを許容できるか』という観点からも検討してみてください」

担当者の話を聞いたAさんは、帰宅後に改めて夫婦で相談し、以下のように運用する方向で話がまとまったそうです。

  • 生活防衛費:300万円→そのまま普通預金
  • 教育費(2人分):900万円→使う時期に合わせて国債の変動10年・固定3年で運用
  • 老後資金:900万円→一部をNISAの積立投資で運用
  • 住宅ローンの繰り上げ返済用:100万円→普通預金または定期預金

「老後資金はNISAを活用し、教育費は元本を守りながら運用することに決めました。この機会に、お金の管理・運用方法を見直せてよかったです」

そう話されていました。

資産運用は「いつ・何のために使うお金か」を整理することからスタート

資産運用を始める際は「どのような運用方法を選択するか」に目が行きがちですが、まず考えたいのは「いつ・何のために使うお金か」ということ。

老後資金のように長期間かけて運用できるお金であれば「育てる」という選択肢がある一方で、数年以内に必要なお金は、利回りよりも安全性や流動性を重視するのがよいケースもあります。

大切な資産を守るためには、貯蓄の性質とご自身のリスク許容度に合った方法を選択することが重要です。


監修・執筆:元銀行員・ikebu

元銀行員の金融・法律ライター。一種外務員資格(証券外務員一種)、行政書士資格を保有。大学では法学部・法律学科に在籍し、卒業後は地方銀行に入行。個人リテール業務において、投資信託・生命保険商品の販売を中心とする資産運用のサポートのほか、住宅ローンや相続などの幅広い業務に携わる。法人営業では、事業性融資や法人向けの運用商品販売を担当。現在は金融・法律ジャンルを中心にライターとして活動。銀行員時代の経験や保有資格を活かし、専門的な内容を分かりやすく丁寧に解説することを得意とする。

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