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『アベンジャーズ/ドゥームズデイ』前に見るべき15作品をDisney+が発表! なぜ20年前の『X-MEN』が? 意味深なラインナップに注目

  • 2026.8.19

『アベンジャーズ/ドゥームズデイ』を見る前に、いったい何を復習しておけばいいのか――。長大になったマーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)を前に、そんな悩みを抱えているファンにDisney+がひとつの答えを示した。

Disney+が、『アベンジャーズ/ドゥームズデイ』の公開に向けて「必見」とするマーベル作品15タイトルをまとめたコレクションを公開した。ところが、そのラインナップをよく見ると、単なる「MCUおさらいリスト」とは思えない作品が並んでいる。

特に目を引くのが、MCU誕生よりも前に公開された『X-MEN』と『X-MEN2』。一方で、『ドゥームズデイ』につながりそうな重要シーンを持つ『マーベルズ』は入っていない。この15作品、もしかすると『ドゥームズデイ』の物語を読み解くヒントになっているのかもしれない。

【動画】『アベンジャーズ/ドゥームズデイ』最新予告編

Disney+が選んだ「必見」15作品

海外メディアGamesRadar+などが報じたDisney+のラインナップは以下の通り。映画14本とドラマシリーズ『ロキ』の計15タイトルとなっている。

1. 『X-MEN』(2000)
2. 『X-MEN2』(2003)
3. 『キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー』(2011)
4. 『アベンジャーズ』(2012)
5. 『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』(2018)
6. 『アベンジャーズ/エンドゲーム』(2019)
7. 『ロキ』
8. 『シャン・チー/テン・リングスの伝説』(2021)
9. 『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』(2021)
10. 『ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー』(2022)
11. 『ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス』(2022)
12. 『デッドプール&ウルヴァリン』(2024)
13. 『キャプテン・アメリカ:ブレイブ・ニュー・ワールド』(2025)
14. 『サンダーボルツ*』(2025)
15. 『ファンタスティック4:ファースト・ステップ』(2025)

『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』『エンドゲーム』や『ロキ』、『ファンタスティック4:ファースト・ステップ』などが入るのは納得できる。しかし、興味深いのはそれ以外だ。なぜ今、20年以上前の『X-MEN』を見る必要があるのだろうか。

なぜ今、2000年の『X-MEN』を見る必要がある?

最大の注目ポイントは、リストの最初に『X-MEN』と『X-MEN2』が置かれていることだろう。『X-MEN』が公開されたのは2000年。MCU第1作『アイアンマン』より8年も前であり、当時20世紀フォックスが製作したシリーズである。

それでもDisney+は、『ドゥームズデイ』を見る前の必見作品としてこの2作を選んだ。その理由としてまず考えられるのが、旧『X-MEN』キャストの本格復帰だ。

『ドゥームズデイ』には、プロフェッサーX役パトリック・スチュワート、マグニートー役イアン・マッケラン、サイクロップス役ジェームズ・マースデン、ナイトクローラー役アラン・カミング、ミスティーク役レベッカ・ローミン、ビースト役ケルシー・グラマーらが出演する。これだけの旧『X-MEN』シリーズのキャストが集結する以上、今回の『X-MEN』勢は単なる懐かしのゲスト出演ではない可能性がある。

Marvel Studiosが公開したティザーでも、「The X-Men Will Return(X-MENが帰ってくる)」と明確に打ち出され、プロフェッサーX、マグニートー、サイクロップスらの帰還が大々的に予告されている。

【動画】X-MENが帰ってくる! 『ドゥームズデイ』公式ティザー

『X-MEN』と『X-MEN2』をあえて“宿題”に指定したことを考えると、かつてのX-MEN世界そのものが『ドゥームズデイ』の物語に深く関わってくるのでは、と想像したくなる。

なぜ『ザ・ファースト・アベンジャー』なのか

もうひとつ意味深なのが、『キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー』だ。スティーブ・ロジャース/キャプテン・アメリカが登場する映画はほかにもある。それなのに、『ウィンター・ソルジャー』でも『シビル・ウォー』でもなく、2011年公開の第1作だけが選ばれている。

ここで思い出されるのが、スティーブとペギー・カーターの物語である。『ザ・ファースト・アベンジャー』は2人の関係の始まりを描いた作品であり、『エンドゲーム』ではスティーブが過去に戻り、ペギーと人生をともにする道を選んだ。

さらに『ドゥームズデイ』では、クリス・エヴァンス演じるスティーブ・ロジャースの復帰も正式に明らかになっている。Disney+がスティーブの単独映画3作品の中から「原点」である第1作を選んだのは偶然なのだろうか。『ドゥームズデイ』で再びスティーブの人生、そして彼が選んだ“過去”が重要になる可能性も考えられそうだ。

『ノー・ウェイ・ホーム』も必見作品に

そして気になるタイトルがもう一本ある。『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』だ。

同作では、トム・ホランド演じるMCU版ピーター・パーカーの世界に、トビー・マグワイア版とアンドリュー・ガーフィールド版のスパイダーマンが登場。異なる映画シリーズの世界がマルチバースによって交差するという、現在のMCUを象徴する作品のひとつとなった。

もちろん、今回のリストに『ノー・ウェイ・ホーム』が含まれているからといって、トビーやアンドリューの『ドゥームズデイ』出演が決まったわけではない。同作で描かれた「異なるユニバースの人物がひとつの世界に集まる」という仕組みを理解しておくために選ばれた可能性も十分にある。

ただ、『ドゥームズデイ』では異なるユニバースのヒーローたちが衝突することがすでに予告されている。旧『X-MEN』まで本格参戦する中、『ノー・ウェイ・ホーム』が選ばれていることには、やはり想像をかき立てられる。

逆に、なぜ『マーベルズ』がない?

そして海外ファンの間で特に疑問視されているのが、「入っていない作品」だ。その代表が『マーベルズ』である。

同作のミッドクレジットシーンでは、モニカ・ランボーが別のユニバースに迷い込み、そこでケルシー・グラマー演じるビーストと遭遇した。MCUとX-MENの世界を直接結びつける、かなり重要に見える場面である。

ところが『マーベルズ』は今回の15作品に入っておらず、『キャプテン・マーベル』も選外だ。Disney+側は、なぜこれらの作品を外したのか説明していないため、単純に「入っていない=『ドゥームズデイ』に関係しない」と判断することはできない。むしろ『マーベルズ』ほど明白なX-MENへの接続を持つ作品が外れていること自体が、このリストをますます謎めいたものにしている。

『ソー』も『アントマン』もない

さらに興味深いことに、ソーの単独映画も今回のリストには一本もない。クリス・ヘムズワース演じるソーは『ドゥームズデイ』への登場が正式に発表されており、Marvel Studiosが公開したティザーでも「Thor Will Return(ソーが帰ってくる)」と大きくフィーチャーされている。

ポール・ラッド演じるアントマンも出演するが、『アントマン』シリーズも選ばれていない。つまり、この15作品は「『ドゥームズデイ』に出るキャラクターの過去作を全部見ておこう」というリストではないことがわかる。

だからこそ、『X-MEN』『X-MEN2』『ザ・ファースト・アベンジャー』など、わざわざ選ばれた作品が何を意味するのかが気になってくる。

15作品から見えてくる「3つの世界」

Disneyは『アベンジャーズ/ドゥームズデイ』について、「3つの異なるユニバース」のヒーローたちが危険な衝突へ向かい、これまでにない脅威に立ち向かう物語だと公式に説明している。今回の15作品を眺めると、その言葉とも不思議なほど重なって見える。

ひとつはMCUのアベンジャーズ。もうひとつは旧20世紀フォックス版のX-MEN。そして『ファンタスティック4:ファースト・ステップ』で描かれたファンタスティック・フォーの世界だ。そこへマルチバースを扱ってきた『ロキ』『ノー・ウェイ・ホーム』『マルチバース・オブ・マッドネス』『デッドプール&ウルヴァリン』が加わっている。

Disney+が選んだ15作品は、単なる復習用のリストではなく、『ドゥームズデイ』で衝突する世界と、その衝突に至るまでのルールを理解するためのロードマップにも見えてくる。もちろん、どこまでが意図されたヒントなのかはまだわからないが、20年以上前の『X-MEN』まで引っ張り出してきた以上、『ドゥームズデイ』がMCUだけの「アベンジャーズ映画」ではないことだけは間違いなさそうだ。

ロバート・ダウニー・Jr.演じるドクター・ドゥームを前に、アベンジャーズ、X-MEN、ファンタスティック・フォーはどのように交差するのか。『アベンジャーズ/ドゥームズデイ』は2026年12月18日に全米公開予定。Disney+から出された15本の“宿題”をこなしながら待つのも、今年後半の楽しみ方のひとつになりそうだ。

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