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「出世する男」「好かれるおじさん」の特徴とは?銀座「クラブ由美」の“由美ママ”に聞いた“すぐにできる”良好な人間関係を築くコツ

  • 2026.8.17
“由美ママ”こと「クラブ由美」の伊藤由美さん
“由美ママ”こと「クラブ由美」の伊藤由美さん

書籍「銀座のママが教えてくれる『会話上手』になれる本」や「できる大人は、男も女も断わり上手」(ともにワニブックスPLUS新書)などを執筆してきた有名クラブ「クラブ由美」(東京都中央区)のオーナーママを務める伊藤由美さん。1983年に同店をオープンし、40年以上にわたって得てきた経験を生かし、同書ではビジネスパーソンをはじめ、他者との会話について学べると好評です。そこで、“由美ママ”に出世する男性の特徴や職場で円滑な人間関係を築くコツなどについて、筆者が話をうかがいました。

“由美ママ”の目から見た「出世する男」と「出世しない男」の違い

「クラブ由美」は、政治家や日本を代表する企業の経営陣が集う“社交場”としての役割も担っています。

多くのビジネスパーソンと交流がある由美ママに出世する男性の特徴をうかがったところ、「相手の話をしっかり聞ける人です」と即答。続けて、「誰かが話をしていると、その話の腰を折って自分の話をする自己中心的な人がいます。しかも、それが自慢話だった時には、もうガッカリですよ(苦笑い)」と、周囲の気持ちを代弁。その上で、「会話の基本は『話を聞くこと』です。聞き上手になれれば、相手もあなたの話を自然に聞く姿勢になれます」と言います。

そして、由美ママは「自分本位でなく、『相手本位』で接するように心掛けてください。自分の話をするのは、相手の話を聞き終わってからでも遅くありません」と、アドバイス。

さらに、「相手によって態度を変えないことも大切です」とコメント。「態度を変えないということは、どの立場の人にも同じような気配りができるということです。リーダーになれる人は上からも下からも慕われる存在。みんなから『この人のために働きたい』と思われる存在になれるように努力するべきです」と、教えてくれました。

そして、由美ママは「『仕事ができる』と『出世ができる』はイコールではなくではなく、微妙な違いがあります」と付け加えてくれました。その理由については、「『出世する男性』は仕事で成績を出すだけでなく、自分の行動を見直し、人として、上に立つ者としてふさわしい立ち居振る舞いができることが大切です」と話してくれました。

女性から好かれやすいミドル層以上の男性の特徴とは?

年齢を重ねた男性の中には「女性から疎ましがられないかな?」「女性社員に嫌われたらどうしよう……」などと、思い悩んでいる人も多いのではないでしょうか。

そこで、由美ママに女性から好かれるミドル層以上の男性の特徴を聞いたところ、3つのことが大切だと教えてくれました。

由美ママは「『振る舞いを学び、男を磨き、きれいに飲む』『自分が楽しむのではなく、人を楽しませる』『気配り、心配り、それからお金配り』が大切です」ときっぱり。そして、「この3つができる人は、人の輪もどんどん広がっていき、よい人脈を築けます」と、自身の経験を踏まえて語りました。

その上で、「シンプルに言えば『思い遣(や)り』です。そういう方は、常に紳士的で、節度と礼節をわきまえていらっしゃいます。自分の仕事に誇りを持ち、それをひけらかすことなく謙虚で、『人としてどうあるべきか』と常に心を砕いていらっしゃいます」と、秘訣(ひけつ)を明かしてくれました。

“由美ママ”が大切にしていることは?できる男に共通する「身だしなみの5箇条」

「人は見た目よりも内面が大切」といわれています。しかし、多くの女性は見た目に無頓着であることを好ましく思わないでしょう。それだけでなく、内面よりも“外見”の方が、短期間で変化させやすいと個人的に思います。

そこで、由美ママが、できる男に共通する「身だしなみの5箇条」をアドバイス。「1つ目は足元にも『手入れ』を行き届かせる。2つ目は襟元や袖口は『生活が透けて見える』からこそきれいにする。3つ目は『指先』まで抜かりなく清潔に心がける。4つ目は『臭い』にまで気を配る。5つ目は『型破り』と『形無し』を勘違いしてはいけない」と挙げてくれました。

その上で、由美ママは「私が常に大切にしているのは『粋であること』です」と、自身が大切にしている心意気を教えてくれました。「『粋な人』と『無粋な人』はちょっとした立ち居振る舞いから分かれていき、その差は年齢を重ねるにつれ大きく広がっていきます」と名言していました。

話下手でも大丈夫?雑談シーンでの話題の作り方のコツ

筆者は職場の人やあまり親しくない人との会話で話題に困ることがあります。こうした悩みを踏まえて、由美ママに話題の作り方のコツも聞いてみたところ、「会話を弾ませ、途切れさせずに続け、時間を忘れるほど楽しいものにするには、話す力は必ずしも必要ありません。ただし、不可欠なのは『話を聞く力』です」と、教えてくれました。

さらに、「自分が『聞いている』状態の時は相手主体の状態といえますが、『相手8:自分2』の割合が適切です」とも。「自分は『2』で、相手に残りを話してもらえばよいと思えば、気持ちも少しラクになるかもしれません」と、不安を和らげてくれました。

そして、自分が話す「2」の部分については、「初対面の人と話す際は暗い雰囲気にしないこと、複数人いれば全員が話せるテーマを設定することが大切です」と語り、「会話全体の中で相手を大切にすることで、うまく会話を続けられます」とテクニックも明かしてくれました。

今回はオンラインでの取材でしたが、由美ママと取材に関することでやりとりをしていると、心遣いや温かな人柄を感じられる場面もありました。“銀座・一流店のママ”の心遣いに感銘を受ける取材になりました。

西田梨紗

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