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「子どもが何回も持って帰りたいと言う」先生に袋を頼んだ保護者。だが、言い方に感じた違和感とは

  • 2026.8.17

参観日の園庭で、子どもが見つけたもの

保育園の授業参観日に参加したときのことです。

室内での活動が終わると、子どもたちは園庭へ出て自由に遊び始めました。

砂場へ向かう子、遊具へ走っていく子。その様子を、保護者たちは少し離れたところから見守っています。

すると近くにいた一人の子が、地面にしゃがみこんだまま何かをじっと見つめていました。

しばらくして立ち上がると、手のひらを大事そうに丸めながら母親のところへ駆けていきます。

「ダンゴムシいた。持って帰りたい」

うれしそうな声でした。

虫や木の実、きれいな石などを見つけると、家へ持ち帰りたくなるのは子どもなら珍しいことではありません。うちの子も、公園へ行くたびにどんぐりや葉っぱを拾っています。

そのため、そのやり取り自体は特に気になりませんでした。

ただ、私が聞いていた限り、その子が「持って帰りたい」と言ったのは、その一度だけでした。

先生に伝えた言葉が少し気になった

母親は子どもの話を聞くと、そのまま園庭にいた先生のところへ向かいました。

先生はちょうど、あちこちで遊んでいる子どもたちの様子を確認しているところです。参観日ということもあり、いつも以上に慌ただしそうに見えました。

母親は先生に声をかけます。

「子どもが何回も持って帰りたいと言うので、袋をもらえますか」

その言葉を聞いて、私は少しだけ「あれ?」と思いました。

少なくとも私が近くで見ていた間、その子は泣いていたわけでも、何度もお願いしていたわけでもありません。

もちろん、私が聞いていないところで以前にも話していたのかもしれません。

ただ、目の前のやり取りだけを見ていた私には、「何回も」という言葉が少し大きく聞こえました。

先生は嫌な顔ひとつせず、「少し待ってくださいね」と答え、園舎から小さな袋を持ってきてくれました。

子どもはうれしそうにダンゴムシを入れ、「先生、ありがとう」と笑っています。

母親も先生にお礼を言い、その場はそれで終わりました。

頼むことより、言い方に引っかかった

袋を一枚もらうこと自体は、それほど大きなお願いではないと思います。

子どもが喜ぶなら、母親もかなえてあげたかったのでしょう。

私自身、園で先生にちょっとしたお願いをした経験もあります。

それでも、その日のことが妙に記憶に残ったのは、「何回も言うので」という一言でした。

自分からお願いするのではなく、子どもが強く望んでいるから仕方なく頼んでいるように聞こえたからかもしれません。

「持って帰りたいと言っているので、袋をいただけますか」

それだけでも十分伝わったように思います。

ほんの小さな出来事ですし、その保護者に悪気があったとも思っていません。

ただ、誰かにお願いするとき、自分の都合を少し大きな理由に言い換えてしまうことはないだろうかと、私自身も考えさせられました。

参観日が終わってからも、あの「何回も」という言葉だけが、なぜか小さく心に残っています。

※本記事は、GLAMが独自に実施したアンケートで寄せられた30代女性読者の体験談をもとに、プライバシーに配慮し、人物・状況・会話表現などを一部編集・再構成して記事化しています。

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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