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報告は毎回「既読だけ」、会議室の前で聞いた上司の言葉に動揺してしまった

  • 2026.8.16
ハウコレ

毎日送っている進捗報告に、上司から返事が来たことはありませんでした。ところが会議室の前を通ったとき、中から「うちの部下がまとめた形式なんです」という上司の声が聞こえます。

私が送ってきた報告を指していると分かっても、すぐには喜べませんでした。

返事のない報告

事務職として働く私は、業務の締めに上司へ進捗報告を送っていました。ミスを減らすために変えた手順や、締め切りより早く納品できた案件も、その報告へ記載しています。しかし、上司から返ってくるのは既読の表示だけでした。隣の席の同僚には、上司から雑談を交えた返信が届いています。

私の報告には、返すほどの内容がないのだろうか。既読だけが残る画面を見るたび、工夫した点まで書く必要はないのかもしれないと考えるようになりました。

会議室の前で聞いた評価

資料を届けるため会議室へ向かうと、扉が少し開いていました。中から聞こえたのは、他部署の担当者の声です。

「この報告書、見やすいですね」

続いて、上司が答えました。

「うちの部下がまとめた形式なんです」

私が毎日送っている報告の形式を、上司は他部署へ説明していました。読んでいないと思っていたため、会議室へ入るタイミングを逃し、資料を持ったまま廊下で会話が終わるのを待ちました。

評価されていたことへのうれしさよりも、なぜ本人には何も伝えてくれなかったのかという疑問が残りました。

「読んでいますか」と聞いた日

終業後、私は上司の席へ行きました。

「私の報告、読んでいただけていますか」

上司はパソコンに報告の一覧を表示し、画面をこちらへ向けました。

「全部読んでる。直すところがないから、返してなかった」

読まれていたことには安心しました。それでも、褒められたとは受け取れませんでした。返事がない間、私は自分の報告に価値がないと思っていたからです。

上司は私の説明を聞き、「何も返さないと、そう見えるのか」と答えました。読んでいることと、それを本人へ伝えることは別だと、初めて考えたようでした。

そして...

次に送った報告には、「確認した。ありがとう」と返信が届きました。長い評価がほしかったわけではありません。読んだことが分かるだけで、報告へ工夫した点まで書く意味は変わりました。今も、もっと早く自分から聞けばよかったとは思います。

ただ、私が聞く前に、上司から伝えてほしかったという気持ちも残っています。それ以降、報告の横に既読だけが並ぶことはなくなりました。

(20代女性・事務職)

本記事は、ハウコレ読者への独自アンケートに寄せられた実体験をもとに制作していますが、個人が特定されないよう、一部設定を変更しています。

(ハウコレ編集部)

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