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「お菓子を、毎日持ってきてくれるの」世話好きだと思っていた同級生。だが、近すぎる距離感の真実とは

  • 2026.8.17

毎朝、私の髪を結い直してくれた同級生

高校生のころ、何かと私の世話を焼いてくれる同級生の女の子がいました。

朝、教室に入ると彼女はよく私のところへやってきます。

「今日、ちょっと曲がってるよ」

そう言って、私が結んできた髪をほどき、持っていた櫛で整えてから結び直してくれるのです。

最初は少し驚きましたが、彼女は髪を結ぶのが上手でした。

仕上がりを見ると自分でやるよりきれいだったので、私はいつも「ありがとう」と笑っていました。

休み時間になると、小さなお菓子を持ってきてくれることもありました。個包装のチョコレートや飴、クッキーなどです。

「これ、食べて」

ほとんど毎日のように何かをくれるので、別のクラスの友達から「あの子と仲いいんだね」と言われたこともあります。

「お菓子を、毎日持ってきてくれるの」

私はそう答えました。面倒見がよく、人との距離が近いタイプなのだと思っていたのです。

少しずつ変わっていった距離感

ところが、しばらくすると少し気になることが増えてきました。

私が別の友達と話していると、彼女が離れたところからこちらを見ていることがあります。

ある日、友達と話している途中で、彼女がやってきました。

「ちょっと、こっち来て」

そう言って私の腕を引き、会話の輪から離そうとしたのです。

「今、話してるからあとでね」

そう伝えても、どこか不満そうな顔をしています。

同じようなことが何度か続きました。私がほかの子と一緒にいると間に入ろうとしたり、移動教室でも必ず隣に来たりします。

理由は分かりませんでした。ただ、それまで「世話好きだから」と受け止めていた行動が、少しずつ負担に感じられるようになりました。

周囲の友達もそれに気づいたようで、自然と私のそばにいてくれるようになりました。

「一緒に行こう」

そう声をかけてもらえるだけでも、当時の私は少し安心できました。

手紙を読んで、初めて分かったこと

バレンタインデーの日、彼女から小さな包みを渡されました。

中には手作りのお菓子と、一枚の手紙が入っていました。

そこには、私を友達としてだけではなく、特別な存在として好きになったことが書かれていました。

誰を好きになるかは、その人の自由です。

私が戸惑ったのは、彼女の気持ちそのものではありません。

毎朝こちらの髪に触れることも、何度もお菓子を渡してくれたことも、ほかの友達と話している私を連れ出そうとしたことも、彼女なりに私との距離を縮めようとしていたのかもしれない。

そう考えると、それまで感じていた違和感の理由が少し分かった気がしました。

ただ、好意があったとしても、相手がどう感じているかは別の話です。

私はその後、必要以上に二人きりにならないようにしながら、卒業まで過ごしました。

優しくしてもらうことと、心地よい距離で付き合えることは同じではありません。

当時の経験から、人との関係では相手の気持ちだけでなく、自分が感じる違和感も大切にしていいのだと思うようになりました。

※本記事は、GLAMが独自に実施したアンケートで寄せられた20代女性読者の体験談をもとに、プライバシーに配慮し、人物・状況・会話表現などを一部編集・再構成して記事化しています。

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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