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「抜かされるな!」大声で応援していた母親。だが、あまりの言葉に先生が注意した結果

  • 2026.8.17
「抜かされるな!」大声で応援していた母親。だが、あまりの言葉に先生が注意した結果

1点差で迎えた、最後のリレー

息子の小学校の運動会でのことです。

その日は朝から天気にも恵まれ、競技は順調に進んでいました。

プログラムも終盤に入り、最後の大きな種目は紅白対抗リレーでした。放送席から、それまでの得点が読み上げられます。

「白組16点、赤組15点です」

わずか1点差。リレーの結果次第では逆転もあり得る状況に、保護者席も一気に盛り上がりました。

スタートの合図とともに子どもたちが走り出すと、少し離れたところから大きな声が聞こえてきました。

「いけー!頑張れー!」

声の主は、赤組の子どもを応援しているお母さんでした。

近くにいた人の話では、お子さんがリレーの選手に選ばれたことをとても喜んでいて、朝から「今日は絶対勝ってほしい」と話していたそうです。

わが子の晴れ舞台ですから、つい力が入ってしまう気持ちは分かります。周囲も最初は特に気にする様子もなく、それぞれ声援を送っていました。

応援の言葉が、少しずつ変わっていった

ところが、レースが終盤に近づき、赤組と白組の差がほとんどなくなったころです。

そのお母さんの声が、急に荒くなりました。

「抜かされるな!」

さらに白組の選手が横に並ぶと、相手の子どもに向けているようにも聞こえる強い言葉まで飛び出しました。

さっきまでにぎやかだった周囲が、少しずつ静かになっていきます。

私もどう反応していいか分からず、黙ってトラックを見ていました。

子どもたちは一生懸命走っているだけです。勝ってほしいという気持ちは理解できても、相手の子が怖がるような応援は違うのではないかと感じました。

すると、コースの近くにいた先生が保護者席のほうへ歩いてきました。

「子どもたちみんなが頑張っていますので、気持ちのいい応援をお願いします」

誰か一人を名指ししたわけではありませんでしたが、その言葉が聞こえると、お母さんは一瞬周囲を見回し、その後は大きな声を出さなくなりました。

レースが終わると、勝った組にも負けた組にも大きな拍手が送られました。

応援に熱が入ること自体は悪いことではありません。ただ、運動会の主役はあくまで子どもたちです。どちらの組の子も気持ちよく走れる応援でありたいと、改めて感じた出来事でした。

※本記事は、GLAMが独自に実施したアンケートで寄せられた30代女性読者の体験談をもとに、プライバシーに配慮し、人物・状況・会話表現などを一部編集・再構成して記事化しています。

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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