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「少し分けてもらえない?」遠足で弁当を忘れたママ友におかずを譲った私。だが、思わぬ要求に感じた本音

  • 2026.8.12

芝生に座ったところで声をかけられた

子どもが幼稚園に通っていた頃、親子遠足に参加したときのことです。

朝から少し早起きをして、子どもの好きな卵焼きやから揚げ、小さなおにぎりを詰めました。私の分も合わせて二人分です。

昼になり、芝生にシートを広げて弁当を出したところで、同じクラスのママ友が近づいてきました。

「ごめん、私、自分のお弁当だけ玄関に置いてきちゃったみたい」

幸い、彼女の子どもの分は持ってきていました。ただ、本人が食べるものがないというのです。

「よかったら、少し分けようか」

そう言って、私は自分のおにぎりを一つと、から揚げや卵焼きを少し取り分けました。

「助かる。本当にありがとう」

最初はそう言っていたので、私も特に気にしていませんでした。

「これも一つだけいい?」が続いて

ところが食べ始めてしばらくすると、彼女が私の弁当を見ながら言いました。

「そのから揚げ、もう一個もらっていい?」

一つくらいならと思い、私はうなずきました。

すると今度は、

「卵焼きもおいしいね。これも一個いい?」

さらに、

「そのおにぎり、小さいしもう一つくらいいいよね」

と続きます。

気づけば、私の分はほとんど残っていませんでした。

しかも、子どもが楽しみにしていたから揚げまで見ながら、

「そっちにもまだあるね」

と言われたのです。

さすがに私は、弁当箱を子どものほうへ寄せました。

「これはこの子の分だから、ごめんね」

すると彼女は少し驚いた顔をして、

「え、そんなきっちり分けなくてもよくない?」

と言いました。

さらに私の弁当を見て、

「でも全部手作りって大変そう。私には無理だなあ。朝からそんなに頑張れるのすごいね」

褒めているようにも聞こえましたが、そのあとに、

「私はそこまで時間かけたくないけど」

と笑ったのです。

その言葉を聞いて、さすがに引っかかりました。

「作るか買うかは、それぞれでいいと思うよ」

私はそう答えてから、続けました。

「でも、人のお弁当をもらっておいて、その言い方はちょっと嫌かな」

彼女は一瞬黙りました。

「冗談だったんだけど」

「うん。でも、今日はもうこれ以上は分けられない。私もお腹すいてるから」

はっきり言うと、彼女はそれ以上何も言わず、自分の子どもの隣へ戻っていきました。

そのあと私は、残っていたおにぎりを子どもと半分ずつ食べました。

帰り際、彼女から小さな声で、

「さっきはごめん。ちょっと甘えすぎた」

と言われました。

忘れ物をしたときに助け合うこと自体は、悪いことではないと思います。

ただ、親しい間柄でも「どこまでならお願いしていいか」は別の話です。

あの日以来、私は無理に笑って受け入れるのではなく、嫌なことは早めに断ろうと思うようになりました。

※tendが独自に実施したアンケートで集めた、40代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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