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「子どものため」と信じて友人の前方席を頼った私→入場口で示された画面に並んでいたのは、私の名前ではなかった

  • 2026.8.13
ハウコレ

譲ってもらうのは子どものためで、悪いことだとは思っていませんでした。頼めば通ると信じていた私は、その見込みが外れるとは思ってもいませんでした。

当てにしていた前方席

前方席の当選を友人から聞いた時、最初に浮かんだのはうちの子の喜ぶ顔でした。未就学児は膝の上なら席がいらないと知り、それなら前の1席で親子とも観られると考えたのです。1人参加の友人なら、前も後ろも大きくは変わらないはず。前にも映画で席を替わってもらったことがあり、今回も頼めば通ると信じて、私は自分の分をいちばん安い後方席で取りました。

子どものためだと信じて

当日、合流してすぐに「子どもがいるんだから前を譲って」と頼みました。「あなた1人なんだから、後ろでも同じでしょ」。私は、子どもが喜ぶなら頼んでも構わないと考えていました。ためらう友人に「ここで断るの、ちょっと冷たくない?」と続けた時も、自分が追い込んでいるとは考えていませんでした。困った顔の友人が前方席の画面を送ってくれた時も、快く渡してくれたのだと受け取っていました。特典の記念品も、子どもに持たせたほうが喜ぶと考えていたくらいです。

画面にあったのは友人の名前

入場口で子どもの手を引いた私に、係員は「こちらは、申込者ご本人の確認が必要なお席です」と告げました。「特典のお渡しも、ご本人さま限定となります」。示された画面には、私ではなく友人の名前だけが並んでいます。譲ってもらったのだから問題ないはず。そう言いかけて、後ろに並ぶ人たちの目に気付きました。振り返った先で、友人は後方席の画面を開いたまま、こちらを見ています。

そして...

席は友人の手元に戻り、私と子どもは後方の列からショーを観ました。帰り道、納得できない気持ちのまま、断ってくれればよかったのにという文面を友人に送りました。返事は今もありません。子どものためと言いながら、断れない相手を選んで頼んでいたのだと、気付いたのはずっと後のことです。

(30代女性・パート)

本記事は、読者アンケートに寄せられた実体験をもとにした本人視点の記事を参考に、相手側の心情を想定して制作しています。実際の相手本人への取材ではなく、編集部による解釈を含みます。

(ハウコレ編集部)

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