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帰省中に元恋人と会った俺へ、彼女が送ってきたのは責める言葉ではなかった

  • 2026.8.12
ハウコレ

地元の集まりで元恋人と会ったのは事実です。ただ、俺は直接誘われたことを隠し、偶然会ったのだと言い換えました。彼女への説明を考えるたび、その嘘が残りました。

断らなかった誘い

2年付き合っている彼女には、毎年の帰省だとだけ伝えていました。連絡をくれたのは、学生の頃に付き合っていた相手です。地元の集まりがあるから顔を出さないか、という誘いでした。断るほどの誘いではないと自分に都合よく考え、俺は「行くよ」と返しました。彼女に言わなかったのは、言うほどのことじゃないと思いたかったからです。

「今日は実家でゆっくりしてる」

会場へ向かう電車の中で、彼女への返信に「今日は実家でゆっくりしてる」と打ちました。どうしてそう書いたのか、自分でもうまく説明できません。会うだけだと思う一方で、彼女に言えない集まりだという自覚は、たぶん最初からあったのです。店では昔の仲間と近況を話しました。隣の席になった元恋人は、帰り際に「また連絡するね」と笑いました。俺は否定せず、曖昧にうなずきました。

1枚の写真

実家に戻った頃、彼女からのメッセージが届きました。先に写真が1枚、続けて「この写真、隣にいるのは誰?」の一言。あの店で撮られた写真でした。誰が撮ったのかを考えるより先に、頭の中で言い訳を並べ替えていました。それでも送信までには、ずいぶん時間がかかりました。送ったのは「地元の集まりで偶然会っただけだよ。言わなかったのは、変に心配させたくなかったから」。偶然という言葉を選んだ時点で、誘いを受けた事実を俺は削っていました。彼女からは「わかった。帰ってきたら話そう」とだけ返ってきました。

そして...

玄関で靴を脱ぐ前に、「隠してたのは悪かった」と頭を下げました。彼女は「おかえり」とだけ言って、先に部屋へ入っていきました。怒られると思っていた俺に、その「おかえり」は、許しの言葉には聞こえませんでした。元恋人の連絡先は、まだスマホに残っています。ただ、その扱いを決める前に、直接誘われて参加したことを彼女に話さなければなりません。偶然会ったという説明のままでは、まだ謝ったことにならないと思っています。

(20代男性・会社員)

本記事は、読者アンケートに寄せられた実体験をもとにした本人視点の記事を参考に、相手側の心情を想定して制作しています。実際の相手本人への取材ではなく、編集部による解釈を含みます。

(ハウコレ編集部)

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