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「ポイント袋は、お持ちですか」疲れた私がレジで口走った謎の一言。だが、お客さんが返してくれた優しい言葉

  • 2026.8.12
「ポイント袋は、お持ちですか」疲れた私がレジで口走った謎の一言。だが、お客さんが返してくれた優しい言葉

忙しい夕方、定型句が混ざってしまった

若い頃の話です。

スーパーでレジの仕事を始めて、まだ数か月ほどだった頃のことです。

その日は朝から客足が多く、夕方になると仕事帰りのお客様が次々と来店していました。レジには常に数人が並び、私は商品をスキャンしながら、同じ案内を何度も繰り返していました。

「ポイントカードはお持ちですか」

「レジ袋はご利用になりますか」

普段なら何も考えなくても口から出てくる言葉です。しかし、長時間レジに立ち続けていたせいか、その日はだんだん頭がぼんやりしてきていました。

そんなとき、仕事帰りらしい男性のお客様が私のレジに来ました。

商品をスキャンし終え、いつものようにポイントカードの有無を確認しようとしたのですが、なぜか次に聞くはずだったレジ袋の案内まで頭の中で混ざってしまったのです。

「ポイント袋は、お持ちですか」

口にした直後、自分でも「今、何て言った?」と固まりました。

お客様も一瞬きょとんとした表情をしています。

「すみません……ポイントカードはお持ちですか、でした」

恥ずかしさで顔が熱くなりながら言い直すと、男性は少し笑って財布を開きました。

「ポイント袋は、さすがに持ってないですね」

そう言ってポイントカードを差し出してくれたのです。

失敗を責めなかったお客さん

私も思わず笑ってしまい、「本当にすみません」と頭を下げました。

すると男性は、気にした様子もなく言いました。

「ずっとレジ混んでますもんね。お疲れさまです」

その一言に、張り詰めていた気持ちが少しだけ軽くなりました。

忙しい時間帯だったので、後ろにはまだお客様が並んでいました。私はすぐに会計を済ませ、男性に商品を渡しました。

帰り際、男性はもう一度こちらを見て、軽く笑いながら「頑張ってください」と言ってくれました。

ほんの数十秒の出来事でしたが、当時まだ仕事に慣れていなかった私にとっては、とても印象に残っています。

接客では、ちょっとした言い間違いや失敗をしてしまうことがあります。そんなとき、責めるのではなく笑って受け流してくれたお客様の優しさに救われました。

今でもレジで忙しくなったときには、あの日の「ポイント袋」という自分の言い間違いを思い出し、少しだけ肩の力を抜くようにしています。

※GLAMが独自に実施したアンケートで集めた、40代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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