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「これ、思ってた味と違うんだけど」ほぼ食べ終えてから味を責め立てた客。だが、出てきた責任者が毅然と対応した結果

  • 2026.8.12

ほとんど食べ終えたあとで

昼どきの定食屋で、ひとりで昼食をとっていたときのことです。

店内はほぼ満席で、店員さんたちは料理を運んだり、空いた食器を片づけたりと忙しそうに動いていました。

私が食事をしていると、少し離れたテーブルから男性客の大きな声が聞こえてきました。

「ちょっと。これ、思ってた味と違うんだけど」

呼び止められた店員さんが、その男性のテーブルへ向かいます。

男性の前に置かれていた丼は、すでにほとんど空でした。

ご飯も具材もほぼ食べ終えていて、汁物の椀にもほとんど残っていません。

「申し訳ございません。お味がお口に合いませんでしたでしょうか」

店員さんが尋ねると、男性は空になりかけた皿を指さしました。

「そう。だから別のやつに交換してよ」

店員さんは少し戸惑った様子で、丼を確認します。

「恐れ入りますが、かなりお召し上がりいただいておりますので…」

すると男性は、急に語気を強めました。

「食べてみなきゃ味なんて分からないだろ。金は払ってるんだから、作り直してくれてもいいじゃないか」

店員さんはその場で言い争うことはせず、「少々お待ちください」と伝えて、いったん奥へ下がっていきました。

責任者が伝えた店の判断

ほどなくして、責任者らしい男性が店員さんと一緒にやってきました。

「お待たせいたしました。お料理がお口に合わなかったとのことで、申し訳ございません」

責任者がそう切り出すと、男性客はすぐに言いました。

「そうだよ!だから交換してよ」

責任者はテーブルの上の丼を確認してから、落ち着いた口調で答えました。

「申し訳ございません。ほぼお召し上がりいただいたあとのお料理につきましては、別のお料理への交換や作り直しは承っておりません」

男性は納得できない様子で、「でも味が違ったんだよ」と繰り返します。

それでも責任者は声を荒らげることなく、説明を続けました。

「もし最初の数口の段階で、注文したものと違っていたり、料理に問題があったりした場合には確認いたします。ただ、今回はご注文のお料理に間違いはなく、ほとんど召し上がった状態ですので、交換はいたしかねます」

男性はしばらく黙っていました。

「じゃあ、もういいよ!」

最後は不満そうな表情のまま伝票を手に取り、そのままレジへ向かっていきました。

責任者もそれ以上何か言うことはなく、店員さんと一緒に仕事へ戻っていきました。

客の要望だからと何でも受け入れるのではなく、できないことは理由を説明したうえで、きちんと断る。

その落ち着いた対応を見て、接客では丁寧さだけでなく、必要なところで線を引くことも大切なのだと感じた出来事でした。

※GLAMが独自に実施したアンケートで集めた、30代・男性読者様の体験談をもとに記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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