1. トップ
  2. エピソード
  3. 「一枚で全部いくのかな」朝食バイキングで一枚の皿に料理を積み上げ続けた客。思わぬ光景に笑いをこらえた瞬間

「一枚で全部いくのかな」朝食バイキングで一枚の皿に料理を積み上げ続けた客。思わぬ光景に笑いをこらえた瞬間

  • 2026.8.12
「一枚で全部いくのかな」朝食バイキングで一枚の皿に料理を積み上げ続けた客。思わぬ光景に笑いをこらえた瞬間

朝食バイキングで気になった一枚の皿

友人と二人で温泉旅館に泊まったときのことです。翌朝、楽しみにしていた朝食会場へ向かうと、和食から洋食までさまざまな料理が並ぶバイキング形式になっていました。

チェックアウト前の時間帯ということもあり、会場はかなりの混雑。

焼き魚や卵焼き、煮物などが並ぶ料理台の前には、それぞれ数人ずつ列ができていました。

私と友人も皿を手に並んでいると、少し前にいた男性の盛り付けが目に入りました。

男性の皿には、すでに焼き魚や卵焼き、ウインナーなどが乗っていました。それだけなら普通なのですが、空いている場所がほとんどないにもかかわらず、さらに煮物やサラダを重ねるように乗せていたのです。

「一枚で全部いくのかな」

友人が小さな声で言いました。

私は思わず男性の皿を見ました。料理は皿の縁近くまで盛られていて、少し傾けただけでも落ちてしまいそうです。

席へ戻る途中、料理が傾いて

それでも男性は新しい皿を取ることなく、最後に小さなコロッケまで空いている場所へ乗せました。

そして慎重に皿を持ち上げ、席へ戻ろうとした、そのときです。

上に乗っていた煮物が少しずれ、男性が慌てて足を止めました。

幸い床に落ちることはありませんでしたが、男性自身もさすがに危ないと思ったようです。近くの台に皿を置くと、新しい小皿を一枚取り、上に重ねていた料理をいくつか移していました。

「やっぱりそうなるよね」

友人が小声で言い、私も思わず笑ってしまいました。

男性は誰かに迷惑をかけたわけでもなく、料理を残していたわけでもありません。ただ、何度も皿を取りに行くのが面倒だったのか、好きな料理を一度に全部持っていきたかったのでしょう。

それでも、あれほど慎重に料理を積み上げていたのに、最後には自分で小皿へ分け直している姿がなんとも印象的でした。

朝食を終えたあとも、友人とは「あの盛り方、すごかったね」としばらく話題になりました。

旅先では、観光地だけでなく、こうした何気ない出来事まで妙に記憶に残るものです。今でも朝食バイキングを見ると、あの今にも崩れそうだった一枚の皿を思い出します。

※GLAMが独自に実施したアンケートで集めた、20代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

元記事で読む
の記事をもっとみる

注目コンテンツ