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「それ、持って帰るの?」朝食バイキングでタッパーを取り出した母親。だが、スタッフが正論をぶつけた結果

  • 2026.8.12
「それ、持って帰るの?」朝食バイキングでタッパーを取り出した母親。だが、スタッフが正論をぶつけた結果

朝食会場で気になった親子

昨年の夏、妻と二人で温泉旅館に泊まったときのことです。翌朝、私たちは楽しみにしていた朝食バイキングの会場へ向かいました。

席に着いてしばらくすると、数テーブル先に、小学校低学年くらいの子どもを連れた家族がいることに気づきました。

子どもはフライドポテトや唐揚げをたくさん皿に取ってきたものの、少し食べただけで手を止めています。

「もういらない」

母親は「そんなに取るからでしょう」と言いながら、残った料理を見ていました。

子どものことですし、食べられる量が分からなかったのだろうと思い、私もそれ以上は気にしていませんでした。

ところが少しすると、母親がバッグの中から保存容器を取り出したのです。

私は思わず妻と顔を見合わせました。

母親は周囲を気にする様子もなく、容器のふたを開けます。

「これ、持って帰ればいいか。パンも少し入れよう」

そう言いながら、まず子どもの皿に残っていた料理を容器へ移し、そのままバイキング台のほうへ向かおうとしました。

料理を詰める前にスタッフが声をかけた

その様子に気づいたのか、料理を補充していたスタッフが母親の近くへ歩み寄りました。

「お客様、恐れ入ります」

母親が振り返ると、スタッフは保存容器を見ながら、落ち着いた声で続けました。

「こちらのお料理は会場内でお召し上がりいただくものですので、お持ち帰りはご遠慮いただいております」

母親は少し驚いたような顔をしました。

「あ、そうなんですか。子どもが残したから、もったいないと思って」

「お気持ちは分かります。ただ、衛生管理の都合もありますので、申し訳ございません」

スタッフは責めるような言い方をせず、あくまで旅館の決まりとして説明していました。

母親もそこで言い返すことはなく、「分かりました」と答えると、バイキング台から料理を追加するのをやめました。

すでに自分たちの皿から容器へ移していた料理についてもスタッフに確認し、持ち帰らず、その場で対応することになったようでした。

大声で注意したわけでも、周囲に聞こえるように責めたわけでもありません。それでも、必要なことはきちんと伝える。

旅館の雰囲気を壊さずに対応するスタッフの姿を見て、私は「こういう伝え方なら角が立たないんだな」と感心しました。

その後は会場も普段通りの穏やかな空気に戻り、私たちもゆっくり朝食を楽しむことができました。

※GLAMが独自に実施したアンケートで集めた、30代・男性読者様の体験談をもとに記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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