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「うちでは昔からそうしているから」義実家で味噌汁を作るたび口を出す義母。だが、夫が伝えた一言で状況が一変

  • 2026.8.11

義実家に泊まった翌朝

夫の実家は、私たちの自宅から電車とバスを乗り継いで一時間ほどの場所にあります。

数か月に一度、土曜日の午後から一泊し、日曜日の夕方に帰るのがいつもの流れでした。

義母は料理が得意で、夕食には煮物や焼き魚など、手の込んだ料理を用意してくれます。

私も義母の料理は好きでしたが、一緒に台所へ立つと、切り方や味付けについて細かく言われることがありました。

ある日曜日の朝、私は義実家の台所で朝食の味噌汁を作っていました。

前日の夕食をすべて義母に任せていたため、せめて朝食くらいは手伝おうと思ったのです。

冷蔵庫にあった豆腐と長ねぎを切り、鍋の湯が沸くのを待っていると、義母が台所へ入ってきました。

私が棚に置かれていた顆粒だしを手に取ると、義母は少し驚いたように言いました。

「それを使うの? 昆布なら下の引き出しにあるわよ」

「朝なので、今日はこれで作ろうと思って」

そう答えましたが、義母は引き出しから昆布を取り出しました。

「少し水につけておけばいいのよ。うちでは昔からそうしているから」

義母に悪気がないことは分かっていました。

ただ、自宅では仕事に出る前や帰宅後に食事を作るため、毎回同じ手順で出汁を取っているわけではありません。

以前、夫に「料理をするたびに横から言われると、少しやりづらい」と話したこともありました。

そのとき夫は、「母さんは教えているつもりなんだと思う」と答えただけでした。

そのため、私は義母の前で言い返すこともできず、「分かりました」と昆布を受け取りました。

隣の部屋にいた夫が気づいたこと

台所の隣にある食卓では、夫が朝食の準備を待っていました。

会話が聞こえていたようで、しばらくして夫が台所へ来ました。

鍋のそばに置かれた顆粒だしと昆布を見て、夫は義母に尋ねました。

「母さん、また作り方を教えてたの?」

「教えるというほどじゃないわよ。出汁を取ったほうがおいしいと思っただけ」

義母がそう答えると、夫は少し間を置いてから言いました。

「でも、家ではいつも顆粒だしだよ。僕はそれで十分おいしいと思ってる」

強い口調ではありませんでした。

夫にとっては、普段の食事について事実を伝えただけだったのかもしれません。

義母は「そうなの」と言い、手にしていた昆布を見ました。

夫は続けました。

「毎日作るのは大変だし、そのときにできる方法でいいんじゃない?」

義母は少し不満そうな表情を見せましたが、それ以上は何も言わず、昆布を引き出しへ戻しました。

私は予定どおり顆粒だしを使い、豆腐と長ねぎの味噌汁を仕上げました。

食卓で夫はいつもどおり味噌汁を飲みました。

義母も口をつけましたが、味についての感想はありませんでした。

その場が急に和やかになったわけではなく、朝食の間は少し気まずい空気が残っていました。

その日の夕方、義実家を出て駅へ向かう途中で、夫が言いました。

「前に言っていたのは、ああいうことだったんだね」

実際にやり取りを見て、ようやく私が感じていた負担に気づいたようでした。

義母の料理や作り方を否定したいわけではありません。

ただ、義母の家と私たちの家では、生活のペースも食事の作り方も違います。

そのことを夫が理解し、義母の前で言葉にしてくれただけで、私は少し気持ちが軽くなりました。

※GLAMが独自に実施したアンケートで集めた、30代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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