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デート前日の夜から既読をつけなかった俺→待ち合わせ場所で待っていた事実とは

  • 2026.8.9
ハウコレ

冗談めかして俺の手首にメジャーを当てた彼女の顔を、時計台の下で思い出しました。電話がつながらないまま、俺はようやく包みの中身に思い当たりました。

飲み会の席で「返信、随分早いんだな」と笑われた俺は、届いたばかりの通知を開かないまま画面を伏せました。

開かないままの通知

通知の内容表示はオフにしてあるので、画面に出たのは新着メッセージの表示だけでした。それでも、この時間に送ってくるのは彼女だろうと見当はつきました。即レスをからかわれた手前、開くのを後回しにしただけのつもりでした。どうせ急ぎの用ならまた来る。彼女はいつも待っていてくれる。その甘えを、俺は疑いもしませんでした。そのまま酔いに任せて眠りました。

過ぎていた約束

重い頭で目を覚ましメッセージアプリを開くと、画面の一番上に彼女からのメッセージが表示されていました。

「今日はもう待たずに帰るね」

慌てて前夜のメッセージを読みました。そして今日が付き合った記念日だということも思い出しました。とっくに過ぎた約束に向かって、俺は時計台まで走ります。着いた先に、彼女の姿はありませんでした。

つながらない電話

何度かけても、呼び出し音が続くだけでした。彼女がすぐ返してくれるのも、待っていてくれるのも、当たり前のことではなかったのだと、誰もいない待ち合わせ場所で思い知りました。ショーウィンドウの前で足を止めた日のことも、冗談めかして俺の手首にメジャーを当てて笑っていたことも、順番に思い出しました。

そして...

あの日彼女が眺めていたのは、2人分のブレスレットだったのだと思います。渡されるはずだった側の手首を見下ろして、かけ直す資格があるのかと考えました。答えはまだ出ていません。それでも、次は俺が時計台の下で待つつもりです。

(20代男性・会社員)

本記事は、読者アンケートに寄せられた実体験をもとにした本人視点の記事を参考に、相手側の心情を想定して制作しています。実際の相手本人への取材ではなく、編集部による解釈を含みます。

(ハウコレ編集部)

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