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デート前日の夜から既読がつかない彼氏→その日私が決めたこと

  • 2026.8.9
ハウコレ

通行人の中に彼を探しましたが、時計台の下で待つ私のスマホに連絡は届きませんでした。約束の時間はとうに過ぎ、それでも画面の表示は変わりません。私は一言だけ送って、時計台に背を向けます。

ショーウィンドウ越しに2人で眺めただけのブレスレットが、今は私の紙袋の中で包みごと揺れていました。

既読のつかない前夜

前の日、「明日は時計台の下で、いつもの時間にね」と彼にメッセージを送りました。付き合った日と同じ日付です。ショーウィンドウ越しに2人で眺めたきり、買わずにいたお揃いのブレスレットを、私はひそかに2本とも買って包んでいました。彼の返信はいつも早いのに、日付が変わっても既読はつきませんでした。それでも、会えば渡せると思っていました。

動かない画面と時計台

当日、私は約束より早く着いて、時計台の下で彼を待ちました。時間を過ぎても連絡はなく、既読の文字もつきません。紙袋の持ち手を握り直すたび、中の包みがことりと鳴りました。彼の姿を探しながら、約束の時間を過ぎても時計台の下で待ちました。

一言だけ残して

どれだけ待っても画面は変わりませんでした。紙袋を見下ろしたとき、この人を待ち続ける自分のほうが先に嫌になっていると気づきました。

「今日はもう待たずに帰るね」

それだけ送って、時計台に背を向けました。帰り道の公園のベンチで、包みは自分で開けることにしました。

そして...

手首に片方をつけたところで、画面に彼の名前が浮かびました。2度、3度と続く着信を、私は伏せて置いたまま、残った1本を紙袋に戻しました。渡す日が来るのかは、まだ決めていません。ただ、待つ側でい続けるのはやめました。

(20代女性・会社員)

本記事は、ハウコレ読者への独自アンケートに寄せられた実体験をもとに制作していますが、個人が特定されないよう、一部設定を変更しています。

(ハウコレ編集部)

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