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退院日は初めての外界デビュー! 迎えにきたパパと感動の初対面になるかと思いきや?【書評】

  • 2026.8.5

【漫画】本編を読む

生まれてからずっと病院の中で過ごしてきた赤ちゃんにとって、退院は初めての外界デビューだ。外の空気、光、寒さ、音、匂い。大人なら気にも留めないものが、赤ちゃんには大きな刺激として押し寄せてくる。

『赤ちゃんに転生した話』(茶々京色/KADOKAWA)は、元社畜の男性が赤ちゃんに転生する成長コミック。前世の記憶があるから、この世界のことはある程度分かる。かと思いきや、生まれたばかりの身体で経験すれば、見慣れたはずの世界もまるで別物に感じられる。そんな赤ちゃんの驚きと奮闘が、読む者の笑いを誘う作品だ。

誕生からあっという間に日が経ち、とうとう退院の日を迎えた赤ちゃん。迎えにきてくれたパパとは、この日が初対面だ。けれど、赤ちゃんの目では洋服のシマシマ模様以外よく見えない。「何お前えええええ 男ッ!? 怖っっっわ」と怯える姿には笑ってしまう。親子の感動の対面であるはずなのに、赤ちゃん側から見ると、こんなにも情報が足りないのかと驚かされる。

しかも、ここで赤ちゃんの性別が明らかになる。前世では成人男性だった彼が転生した赤ちゃんの名前はエミ。ヒラヒラのレースのセレモニードレスを着せられた彼は、どうやら女の子に転生したらしい。だが、当の本人は父母の会話もまだよく分からず、自分が女の子に転生したことにも気づいていない様子だ。

赤ちゃんとして生まれるということは、世界だけでなく、自分の体や名前、家族との関係まで一から知っていくことなのだ。エミにとって、この世界は未知のことばかり。これから家でどんな毎日が始まるのか、まるで家族の一員のように胸が高鳴ってしまう。

文=アサトーミナミ

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