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キーンのアイコンがレザーをまとい見せる新顔 伝統的なものづくりと暮らしが息づく京都・西陣でお披露目

  • 2026.8.5
キーンの限定コレクション“ノクターナル パック(Nocturnal Pack)”

アウトドアシューズがレザーのエレガンスをまとったら。

そんなイメージを形にしたのが、米・ポートランド生まれのアウトドア・フットウェアブランド・キーン(KEEN)が発表した限定コレクション“ノクターナル パック(Nocturnal Pack)”だ。同コレクションでは、ブランドを象徴するスタイルにクラシックなシューズの要素を掛け合わせ、オールブラックのレザーで再構築。ローファーとオックスフォード、ダービーの3種類をそろえた。キーン公式オンラインストアと一部店舗を除く直営店、各取り扱い店舗で、8月20日に発売する。

“Nocturnal Pack”。左から“ニューポート オックスフォード”/25,300円、“ハイパーポート ダービー”/24,200円、“ユニーク ローファー”/26,400円

ローンチに先駆けてキーンは京都・西陣の新鋭セレクトショップ、スタクタイル(STACTILE)でポップアップを開催。8月9日までの期間、店内のスペースでフルラインアップを展示する。


限定コレクションでも受け継がれた、環境に配慮した素材と製法

ポップアップ会場。
木と革、コンクリート風の無機質な雰囲気。さまざまな素材が融合した、インスタレーションのような空間だ。

キーンは、昨年秋に発表した“ユニーク ローファー ダブルケー(UNEEK Loafer WK)”で、アウトドアの機能性とフォーマルなシーンにも馴染むデザインを両立した、新たなシューズ像を提示した。

“ノクターナル パック(Nocturnal Pack)”では、数量限定発売だった前作の好評を受けてラインアップを拡充。アウトドアと都市、機能と装いの境界を横断し、ビジネスからナイトアウトまで幅広く対応するコレクションへと進化させ、ブランドとして新境地に踏み込んだ。

使用したのは、ほどよい艶があるなめらかなプレミアムレザー。環境への配慮と倫理的な基準を満たす、LWG(レザーワーキンググループ)認定タンナーによる、本革のみを使用している。

“Nocturnal Pack ユニーク ローファー”/26,400円

“ユニーク ローファー(UNEEK Loafer)”は、定番の“ユニーク”のオリジナルソールを採用し、ローファーに仕立てた一足。アイコニックなアッパーのコードは、余りを最小限に抑えるために2本のみを使用し、手作業でつま先とつないだ。昨今のローファースニーカーの需要にも応える一足だ。

“Nocturnal Packニューポート オックスフォード”/25,300円

“ニューポート オックスフォード(Newport Oxford)”は、ブランドの原点“ニューポート”をベースにオックスフォードシューズのディテールを掛け合わせた。持ち前のぽってりとしたつま先のフォルムと開放感のあるアッパーを受け継ぎつつ、モードな雰囲気にアップデート。ミッドソールとアウトソールを一体化し剥がれにくくしたことで、長く愛せる構造は健在だ。

“Nocturnal Pack ハイパーポート ダービー”/24,200円

“ハイパーポート ダービー(Hyperport Derby)”は、“ニューポート”を軽量化・高クッション化した、“ハイパーポート”にダービーシューズの意匠を取り入れた。直線的なラインを描くシャープなアッパーと、アウトドアブランドらしい無骨なソールのコントラストが目を引く。

写真家・鈴木親によるコレクションビジュアル。
写真家・鈴木親によるコレクションビジュアル。
コレクションの発表に際してルックブックを制作。日本が主導したクリエイティブの仕上がりは、本国からも好評だという。

キャンペーンビジュアルは、京都・西陣の街を舞台に写真家・鈴木親が撮り下ろしたものだ。日本的な美意識を反映したクリエイティブは、グローバル展開する。

キーンは今後、カラーや素材にもバリエーションを持たせ、多様なシーンに対応するシューズのコレクションを発展させる予定。アウトドアシーンを邁進し地位を築いたキーンが、次にどんなシューズを打ち出すのか、楽しみだ。

会場となったのは、京都・西陣の地で人と文化をつなぐスタクタイル。

店内には、ドメスティックブランドが中心に並ぶ。ウィメンズとメンズの境界をあえて設けない陳列だ。
店内で存在感を放つ大きな赤い壁は実は漆塗り。日本家屋の趣とものづくりの文脈を受け継ぎながら、モダンなムードを後押しする。奥にはレジがある。
ポップアップ期間中、2階のスペースでシューズの試し履きができる。普段はカフェとして、来店客に案内しているスペースだ。

発表の舞台に選ばれたのは、京都・西陣。西陣織の産地として知られ、今も伝統工芸と暮らしが地続きにある街だ。

スタクタイルは、前身のザ・コンテンポラリー・フィックス(THE CONTEMPORARY FIX)京都をリニューアルし、この春、組紐工場の跡地にオープンしたセレクトショップだ。店内には、国内デザイナーズを中心に約40ブランドを取りそろえ、意図的にウィメンズ・メンズの売り場を分けずに陳列している。

店づくりの根幹にあるのは、観光地化が進む現代の京都へのカウンター精神。文化を支えてきた職人の営みと思い讃え、“糸”のキーワードを通して衣服とつなぎ、今に受け継いでいる。キーンは、ものづくりと日常の距離が近いこの土地、そしてスタクタイルの店づくりに共感し、発表の場をここに定めた。

ーーキーンの京都・西陣スタクタイルでのポップアップ。街やお店のバックグラウンドを思うことで、新たなコレクションをより深く味わうことができそうだ。夏の京都を訪れる予定がある方は、ぜひ尋ねてみては。

KEEN POP-UP FW26 『Nocturnal Pack』

会期:7月31日(金)〜8月9日(日)
営業時間:11:00〜19:30
会場:Stactile 京都市上京区小寺町147

取材・文=福永千裕 写真=細田 忠

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