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「なんで19万円だけ抜いたの?」貯金を勝手に使い込んだ夫。後日、義両親が頭を下げた結果

  • 2026.8.4

貯金の封筒から抜かれた19万

家計をやりくりするのは、我が家では私の役目だった。

日々の生活費から少しずつより分けて、私はこつこつと現金を貯めていた。

そのお金は封筒に入れ、机の奥にしまっておくのが習慣になっていた。

ある日、まとまった支払いのために封筒を取り出して、私は息をのんだ。

入れていた20万円が、なぜか大きく目減りしている。

何度数え直しても、封筒に残っているのは1万円札が1枚だけだった。

差し引き19万円が、跡形もなく抜き取られていたのだ。

思い当たる相手は、当時いっしょに暮らしていた夫しかいなかった。

問い詰めると、夫はあっさりと使い込んだことを認めた。

「なんで19万円だけ抜いたの?」

私は、その中途半端さがどうしても飲み込めなかった。

全部持っていくならまだしも、なぜ1万円だけを残したのか。

減っていないように見せかける、ばれないための細工だったのだろうか。

そう考えると、悔しさに加えて薄気味悪ささえ覚えた。

数日たつまで気づかなかった自分を思うと、ぞっとした。

こつこつ貯めたお金だっただけに、悔しくて言葉が出なかった。

義両親が返しに来た日

返してほしいと頼んでも、夫はのらりくらりとかわすばかりだった。

「今は手元にない。そのうちなんとかするから」

その無責任な口ぶりに、私はただ呆れるしかなかった。

見かねて動いたのは、少し離れて暮らす夫の両親だった。

ある休日、義父と義母がそろって我が家を訪ねてきた。

二人は夫を前に座らせ、静かに、しかし厳しく問いただした。

「妻の貯金を黙って使うなんて、恥ずかしいと思わないのか」

義父の言葉に、言い返していた夫がすっと押し黙る。

いつもは強気な夫が、両親の前ではひと言も切り返せずにいた。

やがて何も言えなくなり、夫はばつが悪そうに目を伏せた。

義母は用意してきた封筒を、私の手にそっと握らせた。

「立て替えるのが筋だから。遅くなって、ごめんなさいね」

中には、抜かれた19万円がきちんとそろっていた。

そして二人は、頭を下げたまましばらく顔を上げなかった。

「ここまでしていただかなくても」私は思わず絶句した。

それでも義両親は、けじめだからと言って譲らなかった。

戻ってきた19万円を胸に抱くと、ようやく肩の力が抜けた。

あれだけ大きかった夫の態度は、その日を境に見る影もなくなった。

うつむいたままの夫だけが、その場でひとり小さく見えた。

※tendが独自に実施したアンケートで集めた、40代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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