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元ガソリンスタンド店員が明かす「エアコンが冷えない」6つの原因、ガス補充だけでは解決しないワケ

  • 2026.8.29
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出典:photoAC(※画像はイメージです)

みなさん、こんにちは。元ガソリンスタンド店員でWebライターのハンダ タクロウです。

夏になると、ガソリンスタンドでは「エアコンが冷えない」「以前より効きが悪くなった」といった相談が増えます。エアコンが効かないと聞くと、「エアコンのガスが減っているのでは?」と思う人も多いかもしれません。

そこで今回は、元ガソリンスタンド店員の経験をもとに、車のエアコンが効かなくなる原因や、夏のドライブ前に確認しておきたいポイントについて紹介します。

エアコンが効かない原因はガス不足だけではない

私がガソリンスタンドで働いていた頃も、暑い時期になると、こうした相談を受けることがありました。

相談を受けたとき、まず確認するのがエアコンの状態です。「冷えない」という症状は同じでも、車によって原因が異なるためです。

実際にガス量が不足しているケースもありますが、エアコンが効かない原因はほかにもあります。

私が対応した車でも、エアコンの圧力と吹き出し口温度を確認したうえで、原因を探ることがありました。圧力が低く、ガス量の調整で改善できる車もある一方で、圧力が正常なのに冷えない車や、反対に圧力が高い車もありました。

エアコンが効かない原因としては、主に以下のようなものが考えられます。

  • エアコンガスの残量不足
  • コンプレッサーの動作不良・故障
  • コンプレッサーを動かすベルトの不具合
  • エアコンの圧力を制御するパーツの異常
  • コンデンサーが十分に放熱できていない
  • エアコンフィルターの目詰まり

同じ「エアコンが冷えない」という症状でも、原因によって必要な対処は変わります。そのため、ガスを補充するだけで改善すると決めつけず、原因を確認することが大切です。

夏のドライブ前に点検を

暑い時期に長距離ドライブをする予定がある場合は、出発前にエアコンが正常に作動するか確認しておきましょう。冷たい風が出るか、以前と比べて冷えが弱くなっていないかなど、普段との違いを確認しておくことが大切です。

また、エアコンの効きが悪くなってきたときは、「エアコンフィルター」や「コンデンサー」の状態も確認してみましょう。エアコンフィルターが詰まると、車内に送られる風が弱くなり、冷房が効きにくいと感じることがあります。エアコンフィルターは定期的に点検し、必要に応じて交換しましょう。

コンデンサーは、エアコンの冷媒が持つ熱を外へ逃がす役割があります(家庭用エアコンでいうところの室外機のような役割です)。そのため、汚れや異物が付着すると、熱がうまく逃げず、冷房性能に影響する場合があります。コンデンサーが汚れていると、空気の通りが悪くなり、本来の性能を発揮できなくなることがありますが、清掃によって本来の性能を取り戻せる可能性もあります。

しかし、私が勤務していた頃には、コンデンサーのフィンが取れて、ほとんどなくなっている車を見たこともあります。このようにフィンが傷んでいるなど、部品そのものに問題がある場合は清掃では改善できません。自分で判断せず、整備工場やカー用品店で点検しましょう。


ライター:ハンダ タクロウ
ガソリンスタンド勤務を経験後、職業訓練校で自動車整備士資格を取得。その後も自動車業界に従事する傍ら、副業でWebライターとして活動。自動車業界の経験をもとに、カーライフやアウトドアなどを中心とした記事を執筆中。危険物取扱者乙種第4類、自動車整備士資格保有。


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