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夏にバラが急に元気をなくしたら?株元のフラスでわかるカミキリムシ幼虫(テッポウムシ)対策

  • 2026.8.1

夏にバラが急に元気をなくしたら?株元のフラスでわかるカミキリムシ幼虫(テッポウムシ)対策

夏はバラが弱って見える季節ですが、暑さだけが原因ではなく、カミキリムシのせいかもしれません。気づかないうちにバラを衰えさせ枯らしてしまう害虫ですが、夏は被害が見つけやすい季節。早めの対策で大切なバラを守りましょう。

カミキリムシとはどんな害虫?

カミキリムシは、長い触角を持つ甲虫の仲間で、バラに被害を与えるのはゴマダラカミキリの仲間です。
しかしバラに悪さをするのはゴマダラカミキリの成虫ではなく木の内部で育つ幼虫で、この幼虫はテッポウムシとも呼ばれます。

テッポウムシにもいくつかの種類があるようですが、バラに悪さをするテッポウムシは多くは幹や根元の中に住み、1~2年かけて木の内部を食害しながら成長します。

内部を食害されると水や栄養分が十分に行き渡らなくなり、枝葉はしおれ、樹勢は衰え、被害が大きい場合は株全体が枯れてしまうこともあるのです。

適切に栽培しているのにバラが次第に元気を失い、しまいに枯れてしまったという話を聞くことがありますが、こうしたときはまずテッポウムシを疑ってみるのがバラ栽培の常道です。

株元のフラスがテッポウムシのサイン

テッポウムシは幹の内部で生活するため、姿を直接見ることはほとんどありません。
そのため、株の外側に現れるサインを見逃さないことが早期発見につながります。

最も分かりやすいサインが、株元や地際に見られるおがくずのようなもので、これをフラスといいます。
幼虫が幹の中を食い進み、その食べかすや排泄物を穴から外へ出すため、おがくずのようなフラスがたまります。

フラスを見つけたら、まずは株元の幹に小さな穴がないか観察しましょう。
そこからフラスが排出されている場合が多く、テッポウムシが幹の中にいる可能性があります。

フラスは一年中見られる可能性がありますが、春から夏にかけて孵化したテッポウムシは夏に活動が活発になるため、フラスが現れやすくなります。
既に木の中で育っている幼虫の活動も盛んになるため、夏は発見の機会が増えるというわけです。

穴が見つかった時の対処法は

昔は穴が見つかったら、針金などを差し込んで幼虫をとり除くケースもありましたが、確実性が低く、幹を傷つけることにもなるのでおすすめはできません。

対処の基本は、テッポウムシ専用のエアゾール殺虫剤を注入して幼虫を駆除すること。
園芸用キンチョールの『カミキリムシ幼虫退治』などが定番の薬剤として使いやすいでしょう。

薬剤が幹の内部まで届くように細長いノズルが付いているので、それを穴に差し込んで数秒噴射します。
数日後に再びフラスが出ていないか確認し、出ていれば再度処理をします。

また、これと並行して、成虫のゴマダラカミキリも捕殺するとより効果があります。
テッポウムシは成虫になると穴から飛び出ていき、バラに大きな被害を与えることはありませんし、人を刺したり、毒を持っているわけでもありません。

しかし、株元に産卵してテッポウムシを増やすので早めの対処は重要です。
1匹のゴマダラカミキリが産む卵は数十個に及ぶこともあるため、駆除は被害の予防につながります。

成虫は体長2.5~4㎝ほどで黒地に白い斑点があるので見つけやすいでしょう。
飛ぶこともできますが、産卵場所を探してバラの株元や幹を歩いている時は捕まえやすいため、虫取り網や軍手をした手で捕まえることができます。

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