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「任せるよ」の彼が送った5枚の画像と私の決断

  • 2026.8.2
ハウコレ

「別れよう」私がそう告げると、彼は真っ先に「母さんもこのままでいいって言ってたのに」と返してきました。決断を誰かに委ね続ける人と、私はもう将来を歩めませんでした。

彼から届いたメッセージには、私の知らない名前の相手とのトーク画面のスクショが、5枚まとめて並んでいました。

何を決めるにも「任せるよ」だった彼

彼とは同じ職場で知り合い、付き合って1年半になります。優しくて口論もない、居心地のいい関係でした。ただ、彼には1つだけ気になるところがありました。何を決めるにも「任せるよ」の一言で片付けて、休日の予定も食事のお店も、いつも私が選ぶことになっていたのです。

最初は選ばせてくれるのだと受け取っていました。けれど交際が長くなるほど、その言葉の裏側にある「自分で決めたくない」が、はっきり見えてくるようになりました。先週、私はとうとう伝えました。

「たまには自分で決めて。何でもいいって言われるのは、選ぶ責任を全部押しつけられてる気がする」

彼はうなずいて、「ごめん、次から気をつけるね」と返してきたのです。私はその言葉を、そのまま信じていました。

届いた5枚のスクショ

数日後、彼から連続してメッセージが届きました。何かと思って開くと、彼と「お母さん」という登録名のトーク画面のスクショが表示されていたのです。2枚目、3枚目、4枚目、5枚目。全部、彼と彼のお母さんのやりとりでした。

彼が「彼女に『たまには自分で決めて』って言われた。俺どうしたらいい?」と母親に相談し、「じゃあ食事のお店だけでも自分で提案してみたら」とお母さんが返信している。彼が「別れたほうがいいと思う?」とまで聞いていて、お母さんが「まだ早い。もう少し様子見なさい」と返しているのが写っていました。

最後に彼から一言、「母さんもこう言ってくれてるから、俺もう少し頑張るね」と送られてきました。

「別れよう」を告げた席で

翌週、私は彼を家の近くのカフェに呼び出しました。テーブルに向かい合って座ったあと、私は用意していた言葉を口にしました。

「別れよう」

彼はカップから顔を上げて、驚いた顔をしました。

「え、なんで。母さんもこのままでいいって言ってたのに」

その返事で、私の中の最後の期待が消えていったのが分かりました。私と別れるかどうかを決めるのに、まず母親に確認を取る。自分の意思を、他人の言葉で決めていく。

「そういうところだよ」

私はそれだけ伝えて、席を立ちました。

そして...

彼はしばらくメッセージを送ってきましたが、どれも「母さんが」「実家に相談したら」で始まっていて、私はスクロールもせずトーク画面を閉じました。1人で生きていくのは、2人分の判断と責任を負うよりずっと軽やかです。あの日、5枚のスクショを送ってきた彼を思い出すと、別れを選んだ自分に迷いはなかったと、今も思っています。

(20代女性・会社員)

本記事は、ハウコレ読者への独自アンケートに寄せられた実体験をもとに制作していますが、個人が特定されないよう、一部設定を変更しています。

(ハウコレ編集部)

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