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BTSがグラミー賞のボイコットを表明、アジアンポップ賞への抗議か グラミーのCEOもコメントを発表

  • 2026.7.31
BTS Carl Recine / Getty Images

サッカーワールドカップの決勝戦のハーフタイムショーに出演し、世界中を沸かせたばかりのBTS。次回のグラミー賞の選考にエントリーしないことを明らかにした。

BTSのメンバーはそれぞれのインスタグラムのストーリーでメッセージを発表。「今年はグラミー賞にエントリーしないことを私たちは決めました」「音楽が地域や言語によって分断されるのではなく、音楽として聴かれ、愛されることを願っています」とコメントした。最後にアーミーへの感謝の気持ちも綴っている。

BTS NBC / Getty Images

エントリーの見送りは、グラミー賞が新設した賞への抗議の気持ちを表明したものだと見られている。また事実上のボイコットだという報道も。グラミー賞を主催するレコーディングアカデミーは今年6月、「最優秀アジアン・ポップ・ミュージック・パフォーマンス賞(以下、アジアンポップ賞)」や「最優秀ラテン・ソング賞」など新たなカテゴリーを設けることを明らかにした。

アジアンポップ賞は韓国、日本、中国など1つ以上のアジアの言語を対象にした楽曲、つまりK-POP、J-POP、C-POPが対象となる。レコーディングアカデミーは「アジアン・ポップ・ミュージックのパフォーマンスにおける、芸術的な卓越性を表彰する」ための賞だと説明していたが、ファンや批評家からはアジア系のアーティストを主要部門から締め出すことになると批判する声が上がっていた。ラテン・ソング賞に対しても同様の意見が出ていた。

今年5月、アメリカン・ミュージック・アワードの授賞式で。BTS Ethan Miller / Getty Images

BTSのメッセージに、レコーディング・アカデミーのCEOを務めるハーベイ・メイソン・ジュニアも反応。グラミー賞の公式SNSで声明を発表、「BTSが今年のグラミー賞の選考プロセスに参加しないことを決めたと聞き、残念に思う」としつつ「彼らの決断を理解し、尊重する」と述べている。

またアジアンポップ賞に対する批判に対しては「部門が増えるということは、より多くのアーティストの作品を評価するということだ。決して分断を生むものではない」と主張。アジアンポップ賞を獲得したアーティストが主要部門の対象から除外されることはないともしている。「ジャンルごとの賞の受賞と総合的な賞の受賞は、両立しないものではない。アーティストは両方を目指せる」。つまりアジアンポップ賞と年間最優秀アルバム賞の両方を受賞することも可能だというのがCEOの弁。アジア系アーティストを主要部門の賞から締め出そうとする意図はないとしている。

BTSは今年3月にリリースしたアルバム『Arirang』が高く評価され、2027年のグラミー賞では複数の部門にノミネートされると見られていた。他のアジア系アーティスト、またラテン系アーティストらがどのような反応を見せるのか注目が集まっている。

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