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『万葉集』全訳に挑むピーター・J・マクミランさん、日本文化を世界へ

  • 2026.7.30
写真=高嶋佳代

ピーター・J・マクミランさんの『万葉集』全訳

日本に現存する最古の歌集『万葉集』。 8世紀後半に成立し、約4,500首を収めています。そこには古代の日本人が何を美しいと感じ、何を愛し、どのように生きてきたのかという心の原風景が息づきます。その『万葉集』の魅力を世界へ伝え続けているのが、アイルランドにルーツをもつ詩人、ピーター・J・マクミランさんです。

2025年には、外国人として初めて「宮中歌会始」の召人に選ばれたほか、現在は4つの大学で日本文化を教えています。「日本文化はポップカルチャーだけではない。もっと繊細で、奥深い文化」。そう考える氏が、日本文化の真髄を発信する社団法人「True Japan Initiative」を立ち上げました。10年の歳月をかけての『万葉集』の全訳や、和の精神などを紹介する7冊の本の執筆が進行中。

ほかにも全国の万葉歌碑を巡る旅のコンテンツ作り、英語『百人一首』の国際大会や、「かるた甲子園」の実施など、前例のない取り組みで日本人の感性や精神を未来へ、そして世界へ手渡します。「大学や自治体との連携を保ち、心ある人とのつながりを構築しながら進みたい。興味のある方やご支援いただける方は、お気軽にご連絡ください」とのこと。

ここ東京大学大学院での講義は16年目を迎えた。ほか相模女子大学、武蔵野大学や昭和女子大学で客員教授を務め、JICAの文化担当講師なども務めるピーターさん。2024年には旭日小綬章を受章した。

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2026年春に始動したばかりの「True Japan Initiative」。「多くの人の協力とともに日本文化の真髄を世界に広めていきたい」とのこと。ご興味のある方はこちらのQRコードを読み込んでコミュニティに参加してみてください。寄付もこちらから。

撮影=高嶋佳代 編集・文=吉岡博恵(婦人画報編集部)

『婦人画報』2026年8月号より

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