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壮絶な“最期”に視聴者も恐怖「狂気すぎる」「ラスト怖かった」女優がもつ透明感と対照的な“血まみれ”の姿【深夜ドラマ】

  • 2026.8.30
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樋口日奈 (C)SANKEI

日本のホラー漫画界を代表する伊藤潤二の作品をオムニバス形式でドラマ化していく『ストレンジ -伊藤潤二の夜も眠れぬ奇妙な話-』。第7話の前半でドラマ化されたのは『中古レコード』だ。SNSでは、「狂気すぎる」「ラスト怖かった」「いい狂気」と恐れおののきながらも楽しんでいる人が続出している。

※【ご注意ください】本記事はネタバレを含みます。

中古レコードを巡って事件が勃発

物語の舞台は古びた屋敷。死者の歌声が刻まれているという中古レコードを求めて、中山(樋口日奈)と藤田(遊屋慎太郎)は、屋敷の主人(安藤彰則)の目を盗んで、忍び込んでいた。

中山は、唯一の友人であり、何者かに殺された小川(南山あずさ)が持っていたレコードの音が、屋敷から聞こえてきたことをきっかけに、屋敷に小川を殺した犯人がいるのではないかと考え、忍び込んでいた。

中山は主人に追い詰められながらも、藤田と協力して主人を返り討ちにした。中山は、小川の復讐を果たしたのだ。

中古レコードに聞き惚れる2人。穏やかな時間が流れるが、藤田はレコードを自分のものにしたくて仕方なかった。後ろから中山を襲おうとした矢先、中山に脇腹を刺されてしまう。中山は倒れ込む藤田にまたがり、めった刺しに。中山は返り血で赤く染まっていく。

そもそも小川を殺したのは、中山本人だったのだ。理由はレコードへの執着。互いにレコードに執着してしまったことで、友情が壊れてしまっていた。

屋敷の主人も藤田も小川も殺した中山は、愛しの中古レコードに近づくが、手にしようとした瞬間偶然が重なり、頭上からレコードが落ちてくる。そして、頭部にレコードが刺さり、中山も絶命してしまう。

屋敷に倒れた複数の遺体たちは、取り憑かれたように、収録されていた曲を口ずさみ始める。

優しさと狂気のギャップ

印象的だったのは、物語の序盤では中山が友人思いの可愛らしい女性に見えたことだ。樋口自身の透明感に、まんまと騙されてしまった。その雰囲気があったからこそ、後半の異様さが際立っていたといえる。

中山が血にまみれながら、藤田の命を奪うシーンは心底恐ろしかったが、やっとレコードが手に入ると確信した瞬間、恍惚とした表情を浮かべたところはまさに狂気と呼ぶにふさわしい場面だった。樋口の今後の女優としてのさらなる活躍に期待したくなる1作だった。

中古レコードを求めた人間たちが全員命を落としたあとに、静かに響き渡るポーラ・ベルのスキャット。独特のノリと美しい歌声に、見ているこちらも執着しそうになってしまう。

頭を切り替えるためにも、引き続き伊藤潤二のホラーの世界に浸っていこう。


出典:テレビ東京系ドラマ24『ストレンジ -伊藤潤二の夜も眠れぬ奇妙な話-』公式HP より

ライター:古澤椋子
ドラマや映画コラム、インタビュー、イベントレポートなどを執筆するライター。ドラマ・映画・アニメ・漫画とともに育つ。
X(旧Twitter):@k_ar0202

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