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この夏行きたい、高原・山岳リゾートの建築宿5

  • 2026.7.28
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猛暑が続く近年、夏の旅先として改めて注目を集めているのが、高原や山岳エリアだ。本格的な登山だけでなく、ホテルを拠点に自然散策やトレッキングを楽しみながら、雄大な景観の中でゆったりと過ごす“マウンテンリゾート”という旅のスタイルも人気を集めている。そこで、建築好きにこそ訪れてほしい高原・山岳リゾートの宿を厳選。建築やインテリア、ランドスケープの美しさに加え、自然散策やトレッキングも楽しめる宿をセレクトした。夏ならではの涼やかな空気に包まれながら、建築と自然の両方を満喫できる5軒を紹介する。

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ホテリ・アアルト/福島県

裏磐梯の森に静かに佇む「ホテリ・アアルト」は、築40年の山荘をリユースして誕生したホテル。会津の自然や文化と北欧のライフスタイルを融合させた空間づくりをコンセプトに、3人の建築家が改修を手掛けた。地元産の杉を用いた内装や木の温もりあふれる設えが、窓の外に広がる森や沼の風景と穏やかにつながり、時間がゆっくりと流れるような滞在をかなえてくれる。

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館内には、アルテックやハンス J. ウェグナーをはじめとする北欧の名作家具を随所に配置。ラウンジでは、庭や沼を眺めながら、会津の自然に身を委ねるような時間を過ごすことができる。客室も一室ごとに異なる設えとなっており、大きな窓が切り取る景色そのものが、このホテルを象徴するインテリアのひとつだ。

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<写真>全17室のなかで唯一の離れ「Room101」。囲炉裏のある和室と大きな窓の向こうに、四季折々の森とエメラルドグリーンの沼を望むプライベートな空間。

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<写真>源泉かけ流しの温泉からも、緑豊かな景色を望める。

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滞在中は、敷地内にある源泉の沼や森を散策するだけでも十分に心が満たされる。さらに車でほど近い場所には、エメラルドグリーンやコバルトブルーなど、多彩な色彩を見せる「五色沼自然探勝路」も。2016年には、ホテルから車で約5分の一棟貸し施設「アアルト・ロッジ」も誕生し、ホテルとは異なるプライベートな滞在スタイルで、裏磐梯の自然を満喫できる。建築、デザイン、自然が融合するこの宿は、喧騒を離れて静かな時間を過ごしたい人にこそ訪れてほしい一軒だ。

ホテリ・アアルト
福島県耶麻郡北塩原村大字檜原字大府平1073-153

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裏磐梯高原ホテル/福島県

1983年、「国立公園の自然と調和する建築」という思想のもとに建て替えられた「裏磐梯高原ホテル」。レッドシダーの外壁や切妻屋根を採用した落ち着いた佇まいは、「磐梯朝日国立公園」の豊かな森や湖畔の風景に溶け込み、40年以上にわたって多くの人を迎えてきた。ホテルの目の前には弥六沼、その先には磐梯山が雄大な姿を見せ、建築とランドスケープが一体となった景観を楽しめる。

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大きなガラス窓を設けたラウンジやレストラン、磐梯山側の客室は、雄大な自然を室内へ取り込むように設計されている。磐梯山と弥六沼を望む「展望露天風呂 四季の湯」もまた、このホテルならではのランドスケープを満喫できる場所だ。

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<写真>磐梯山側の客室では、窓いっぱいに広がる裏磐梯の自然がインテリアの一部のように感じられる。

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<写真> 「展望露天風呂 四季の湯」。季節や時間によって移ろう景色も、このホテルならではの魅力。

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滞在中にぜひ訪れたいのが、ホテルから徒歩約5分の場所を起点とする「五色沼自然探勝路」。エメラルドグリーンやコバルトブルーなど、沼ごとに異なる色彩を見せる湖沼群を巡る、裏磐梯を代表するトレッキングコースだ。片道約4kmのルートは、ゆっくり歩いて約1時間半。ホテルではスタート地点となる裏磐梯ビジターセンターまでの送迎バス(要予約)も運行しており、往復することなく気軽に散策を楽しめる。建築と自然、そのどちらも主役となる滞在がかなう一軒だ。

裏磐梯高原ホテル
福島県耶麻郡北塩原村檜原湯平山1171

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赤倉観光ホテル/新潟県

1937年に日本の高原リゾートの草分けとして創業した「赤倉観光ホテル」。標高約1000m、妙高山の中腹に建ち、信越の山々を見渡す、開放的なロケーションが魅力だ。1966年に再建された本館に加え、近年は、「SPA&SUITE棟」(2009年)、「プレミアム棟」(2016年)を増築しながらも、山岳リゾートならではの開放感を受け継ぎ、窓いっぱいに広がる景色を主役とした空間づくりを大切にしてきた。

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<写真>ロビーやレストランからは、条件がそろえば早朝に幻想的な雲海を望むこともできる。

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館内でも特に印象的なのが、「アクアテラス」と名付けられた展望テラスだ。妙高山の湧き水をたたえた水盤が空や雲を映し出し、雄大な山並みと呼応するような景観を生み出している。雲海や山並みを望みながら、時間とともに移ろう景色をゆったりと楽しめる。

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<写真>温泉大浴場の露天風呂や露天風呂付き客室からも、この地ならではの雄大な眺望を満喫できる。

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滞在中は、ホテルのガーデンを散策したり、徒歩約20分の場所にある「香澄の滝」まで足を延ばすのもおすすめ。さらに、車で約10分の「いもり池」(写真)では、妙高山を映す水鏡の景色を眺めながら、一周約15分のバリアフリー遊歩道を気軽に歩くことができる。妙高高原ビジターセンターも隣接しており、散策の前後に地域の自然について学ぶことも可能だ。また、妙高高原スカイケーブルを利用すれば標高約1300mまでアクセスでき、ブナ林を巡る約20分の散策も楽しめる。建築とともに、妙高高原の豊かな自然を満喫できる山岳リゾートだ。

赤倉観光ホテル
新潟県妙高市田切216

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THE HIRAMATSU 軽井沢 御代田/長野県

浅間山の麓、豊かな森に抱かれるように佇む「THE HIRAMATSU 軽井沢 御代田」。「森のグラン・オーベルジュ」をコンセプトに、豊かな自然と美食、上質な滞在が響き合うリゾートとして2021年に開業した。

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全室70㎡以上の客室は、大きな窓やテラスを備え、軽井沢の森を暮らしの延長のように感じられる設計。自然素材を取り入れた落ち着いたインテリアが、窓の外に広がる風景と穏やかにつながり、室内にいながら四季の移ろいを感じられる。ヴィラスイート(写真)では、広々としたリビングやテラスでくつろぎながら、よりプライベートな滞在を満喫できる。

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敷地内には、焚き火を囲みながら思い思いの時間を過ごせる「TAKIBIラウンジ」も。揺らめく炎を眺め、森の静けさに耳を澄ませるひとときは、このホテルならではの体験だ。日が暮れるにつれて空気や光が移ろい、自然と向き合う贅沢な時間を演出してくれる。

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滞在中は、敷地内にある森の散策路を歩き、四季折々に移り変わる自然を楽しみたい。宿泊者向けには、初級から上級までレベルに応じたトレッキングツアー(要予約)も用意されており、浅間山麓の自然をより深く体感できる。建築、食、自然が穏やかに調和する、軽井沢エリアならではのリゾートだ。

THE HIRAMATSU 軽井沢 御代田
長野県北佐久郡御代田町塩野375-723

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上高地帝国ホテル/長野県

1933年、日本初の本格的な山岳リゾートホテルとして誕生した「上高地帝国ホテル」。スイス・アルプスの山小屋を思わせる赤い三角屋根と丸太小屋風の外観は、開業当時の趣を受け継ぎながら上高地の雄大な自然と美しく調和しており、日本有数の山岳景勝地に建つクラシックホテルとして時代を超えて愛され続けている。

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客室は、屋根の傾斜を生かした天井が印象的な、山小屋を思わせる温もりある空間。窓やバルコニーが上高地の自然と室内をゆるやかにつなぎ、四季折々の景色を眺めながら過ごすことができる。クラシックホテルらしい落ち着きと、山岳リゾートならではの心地よさを兼ね備えているのが魅力の一つ。

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<写真>アウトドアファニチャーを備えたバルコニーは、上高地の自然を五感で楽しめる特等席。

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館内には、ホテルのシンボルである大きなマントルピースを備えたロビーラウンジや、クラシカルな趣を残すダイニングが広がる。木の温もりに包まれた空間で、窓の外に広がる上高地の自然を眺めながら、ゆったりとした時間を過ごしたい。

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滞在中は、ホテルを拠点に上高地を散策したい。「河童橋」や「大正池」、「明神池」などを巡る散策路では、「穂高連峰」や「焼岳」、「梓川」の清流など、日本アルプスを代表する風景を満喫。散策前には、ロビー1階に設けられた水汲み場で、六百山の湧き水を引いた天然水をボトルに入れて持ち歩くのもおすすめ。夜には標高約1500mならではの澄み切った空に無数の星が輝き、まるで天然のプラネタリウムのような景色が広がる。歴史ある建築と、日本屈指の山岳景観を心ゆくまで堪能できる一軒だ。

上高地帝国ホテル
長野県松本市安曇上高地

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