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実家の母「ごめんなさい」お盆4泊直前に発覚…母の“たった一言”で3万5,000円出費…3人家族を襲った想定外の悲劇

  • 2026.8.27
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出典元;photoAC(画像はイメージです)

皆さま、こんにちは。不動産管理会社で10年以上の現場経験があり、マンション管理士の資格を持つライターのS.Kです。家族の一員としてペットと暮らす方が増えており、連休の帰省や旅行に愛犬を連れて行きたいと考える場面は多いでしょう。

今回は、初めて犬を連れて実家へ帰省しようとしたものの、予期せぬ管理規約の壁に直面して予定の変更を余儀なくされたご家族の事例を紹介します。

歓迎ムードから一転した出発1週間前の電話

会社員のAさん(30代)は、妻と小学生の長女の3人家族です。去年、長女にせがまれてトイプードルを飼い始め、今年が犬と一緒に過ごす初めてのお盆でした。

一家は4泊の帰省に、愛犬を連れて行く計画を立てます。春に妻が母へ電話で相談すると「その子も一緒にいらっしゃい」と快く歓迎されました。Aさんの実家は、母が2年前に戸建てから住み替えた築28年の分譲マンションです。

ところが、出発の1週間前に母から電話が入ります。

「ごめんなさい、うちは犬を連れてこられないのよ。飼うのはもちろん、何日か預かるのも駄目なんですって」

孫と犬をどう迎えるか気になり、管理員に確かめてくれたのだそうです。母は購入時の重要事項説明で規約の説明を受けていたものの、動物を飼う予定がなかったため、飼育の決まりまでは記憶に残っていませんでした。

規約は分譲当時のまま。ペットホテルは4泊3万5,000円

Aさんの実家の管理規約(居住者が守るべき共通のルール)は、築28年の分譲当時のままです。平成30年度の国の調査では、平成11年までに完成したマンションの6割超がペットの飼育を禁止していました。

実家にも、犬や猫などの動物の飼育を禁止する定めが、そのまま残っていたのです。国が示す標準管理規約にも、禁止する場合の例が示されています。宿泊できないと分かったAさん一家は、慌ててペットホテルを探し始めました。

しかし、お盆の時期はどこも空きが残りわずかです。ようやく取れた施設は割増料金が適用され、4泊で約3万5,000円の出費となりました。さらに予約にはワクチンの接種証明書が必要で、書類探しにも追われます。

トイプードルは4泊をペットホテルで過ごし、一家の帰省も予定どおりに済みました。

マンションの実家へ帰省する際の確認手順

ペットを連れて帰省する際、滞在先が集合住宅であれば、親の承諾だけでなく、管理規約で動物の受け入れが可能かの確認が必要です。長年住んでいる親であっても、自身に関わりのない決まりまでは把握していないかもしれません。

規約は購入時に受け取った書類の中にあり、手元に見当たらなければ管理会社から写しを取り寄せてもらいましょう。また、ペットホテルを利用する場合は狂犬病や混合ワクチンの接種証明書の提示や、事前面談を求める施設もあります。

繁忙期は割増料金が設定される施設も多いため、早めの予約と必要書類の準備をセットで進めるのがおすすめです。

参考:
平成30年度マンション総合調査結果〔データ編〕管理組合向け調査の結果(国土交通省)
マンション標準管理規約(単棟型)・同コメント(国土交通省)



ライター:S.K(マンション管理士)
不動産管理会社で10年以上の現場実務に携わり、業界団体の評価制度策定委員会に所属していた経験がある。現在はライターとして、自身の豊富な経験・知見をもとに、一次情報を盛り込んだ不動産記事を多数執筆している。


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