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「大きく書いてある金額しか見ていませんでした」お盆に4日停めて、見込みの3倍超に絶句した39歳男性の顛末

  • 2026.8.13
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出典:PhotoAC ※画像はイメージです

皆さま、こんにちは。大手不動産会社に入社以降10年以上の現場経験があり、宅地建物取引士の資格を持つライターのT.Sです。車での帰省や旅行の際に、コインパーキングを利用する場面はよくあります。

看板に大きく書かれた上限の金額を見て、安心して長時間停める方も多いのではないでしょうか。今回は駐車料金をめぐって、想定外の請求に驚くことになった実例を紹介します。

1日最大900円の看板を信じて停めた4日間

Yさん(39歳・会社員)は、妻と小学生の子ども2人の4人家族です。去年のお盆、Yさん一家は車で片道4時間かかる実家へ帰省しました。実家はマンションで、来客用の駐車区画がありません。

そのため毎年、近くのコインパーキングを使っていました。看板には「1日最大900円」と大きく表示されています。8月12日の15時に入庫し、15日の午前に出る予定だったため、4日分でも3,600円ほどと見込んでいました。

精算機の表示は12,700円、答えは小さな注記にあった

15日の朝、Yさん一家は車を出すため駐車場へ向かいました。精算機に駐車番号を入力すると、画面に表示されたのは12,700円です。Yさんは驚き、横にいた妻へ声をかけます。

「何かの間違いじゃないかな」

不安になった2人は、看板を確かめに入口へ戻りました。最大料金の下をよく見ると、小さな文字で除外日の注記が書かれています。8月13日から16日までは最大料金が適用されず、60分200円の時間料金だけがかかる設定だったのです。

12日は入庫から24時までの9時間で、最大料金の900円でした。13日と14日は時間料金のみで各4,800円となり、15日は0時から11時までの2,200円が加わります。見込んでいた3,600円との差は、9,100円になりました。

「大きく書いてある金額しか見ていませんでした」

そう振り返るYさんは、その場で12,700円を精算して駐車場をあとにしました。

大きな金額の下にある条件を、車を降りてから読む

年末年始に同じ駐車場を使ったとき、Yさんは入庫したあとに精算機まわりの表示を読み、正月の特別料金がないことを確かめてから実家へ向かいました。コインパーキングの最大料金には、適用される期間や回数の条件が付いています。

お盆や年末年始、大きなイベントの期間だけ特別料金になり、最大料金が適用されない駐車場もあるのです。回数の条件は、看板の書き方から見分けられます。

一般社団法人日本パーキングビジネス協会などの業界団体が定めるガイドラインでは、繰り返しの有無が明確になるよう表記することが推奨されています。「入庫後24時間最大900円(1回限り)」などと書かれていれば、2日目以降に同じ上限が適用されることはありません。
24時間を過ぎたあとは、通常の時間料金が加算されていきます。国民生活センターも、入庫の前に入口や精算機まわりの詳しい案内まで目を通すよう呼びかけています。

入庫後にも、特別料金や最大料金の適用外になっていないかをもう一度確かめるのも有効でしょう。車を降りたあとなら、小さな文字も落ち着いて読めます。それでも分からないときは、看板に書かれた問い合わせ先に電話して確認することをおすすめします。

参考:
時間貸駐車場における表示・運用ガイドライン(一般社団法人日本パーキングビジネス協会)
コインパーキングの「表示」をしっかり確認しましょう−「一日最大○○円」…、確認せずに利用すると高額料金になることも!−(国民生活センター)
時間貸駐車場の最大料金について(タイムズ24)



ライター:T.S(宅地建物取引士・2級ファイナンシャルプランニング技能士)
大学卒業後、大手不動産会社に入社。10年以上にわたり、都心のタワーマンションから郊外の築古戸建てまで、数多くの現場経験を積む。現在は不動産ライターとして「業界の不都合な真実」や、消費者が陥りやすいマネーの罠について、実体験に基づく記事を執筆している。


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