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「少しでも増えれば…」普通預金に“500万円”を入れた40代女性→2年後、銀行で告げられた事実に“絶句したワケ”【元銀行員は見た】

  • 2026.8.14
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出典元:photoAC(※画像はイメージです)

みなさま、こんにちは。元銀行員の金融ライター・池田です。

「定期預金は満期まで持っていないと損をする」というイメージを持つ人も多いですが、中途解約したからといって元本割れするわけではありません。

一般的な定期預金を中途解約すると利息が大幅に減るものの、より利率が高い定期預金に預け替える場合、トータルの受取利息がプラスになるケースも。

今回は「満期まで置いておくべき」という勘違いから、低金利で組んだ定期預金をそのままにしていた女性の事例を紹介します。

低金利時代に500万円の5年定期を作成した女性

40代の女性・Aさん(仮名)は、コツコツ貯めた500万円を普通預金から分けておくため、定期預金を作成しました。

当時、5年定期の利率は0.07%。試算すると、5年後に受け取れる税引き後利息は、単利で約1万3,944円でした。

「5年間で利息が約1万4,000円と聞くと少なく感じますが、当時の普通預金金利はたった0.001%だったんです。普通預金から分けておきたいという目的もありましたし、定期にして少しでも増えれば…という思いでした」

Aさんはそう振り返ります。

2年後、定期預金の金利が上昇

Aさんが定期預金を作成したあと、それまで低水準で推移していた預金金利は上昇トレンドに移りました。

定期作成から2年後には、5年定期が0.7%、3年定期が0.6%に。

Aさんが作成した5年定期は、残り3年となっていました。

「今から解約して3年定期に預け替えたら金利が0.6%に上がるけど、中途解約のペナルティで損するのは避けたい…」

そう思ったAさんは、定期預金をそのまま放置していたそうです。

窓口で告げられた事実にあ然…

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出典元:photoAC(※画像はイメージです)

ある日、振込のため銀行に訪れたAさん。

窓口に寄ったついでに、定期預金の預け替えについて聞いてみることにしたそうです。

すると、担当者から驚きの言葉が。

「現在は定期預金の金利が上昇しているため、Aさまの場合は預け替えにより利息メリットを得られます。確かに中途解約すると受取利息は減りますが、新しく作成する定期の利息によりトータルではプラスになる試算です」

預け替えの試算は、以下のような内容でした。

【5年定期(0.07%)を満期まで持っていた場合】

  • 5年間で税引き後受取利息は「約1万3,944円」

【5年定期(0.07%)を2年経過時点で解約→3年定期(0.6%)に預け替えた場合】

  • 5年定期の中途解約ペナルティにより「約定利率×30%」が適用→2年間で税引き後受取利息は「約1,673円」
  • 元本500万円を3年定期(0.6%)に預け替え→満期時の税引き後受取利息は「約7万1,716円」
  • 5年間で税引き後受取利息は「約7万3,389円」

※中途解約ペナルティや利息の受取方法は金融機関により異なる

つまり、Aさんが定期作成から2年経過時点で預け替えていた場合、同じ5年間でも受取利息に5万9,000円以上の差が出ていたのです。

「定期は中途解約してはいけない、と思いこんでいたのが間違いでした。預け替えで6万円近くも利息が変わるなんて…」

Aさんはその場で5年定期を中途解約し、元本500万円で3年定期を作成しました。

「超低金利時代」の定期預金を放置している人は要注意

2026年8月現在は預金金利が上昇傾向にあり、多くの金融機関で定期預金の金利も見直されています。

「数年前に低金利で定期預金を作成したまま放置している」という人は、Aさんのように預け替えによって利息メリットを得られる可能性も。

預け替えが有効であるか判断したい場合は、(中途解約時の利息+預け替え後の利息)−(中途解約せず満期まで保有した場合の利息)がプラスになるかをチェックしてみましょう。

定期預金の利息額は、銀行の公式サイトやシミュレーターで計算できます。

ただし、中途解約時のペナルティは金融機関によって規定が異なるため注意が必要です。

「満期まで持っておくのが当たり前」と決めつけず、預け替えによるメリットが得られるかどうかを確認してみましょう。


監修・執筆:元銀行員・ikebu

元銀行員の金融・法律ライター。一種外務員資格(証券外務員一種)、行政書士資格を保有。大学では法学部・法律学科に在籍し、卒業後は地方銀行に入行。個人リテール業務において、投資信託・生命保険商品の販売を中心とする資産運用のサポートのほか、住宅ローンや相続などの幅広い業務に携わる。法人営業では、事業性融資や法人向けの運用商品販売を担当。現在は金融・法律ジャンルを中心にライターとして活動。銀行員時代の経験や保有資格を活かし、専門的な内容を分かりやすく丁寧に解説することを得意とする。

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