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「せっかく預けるなら…」1,000万円を“年0.5%のネット優遇定期”に入れた50代女性、1年後の満期を迎えて直面した“思わぬ事態”

  • 2026.9.24
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出典元:photoAC(※画像はイメージです)

こんにちは、元金融機関OLでFPのかきまりです。

今回は、インターネット操作が苦手なAさん(50代女性)が経験したお話です。

ある日、Aさんは少しでも金利の高いネット優遇定期を利用しようと、銀行の窓口を訪れました。操作方法を相談すると、窓口職員に「ネットの商品なので、ご自身で操作してください」と案内され、操作方法のパンフレットとネットバンキング専用ダイヤルの番号を渡されました。

窓口職員は申し訳なさそうに対応してくれましたが、Aさんはほかのお客さんがいる前でそう言われたことに、少し気まずさを感じたそうです。

少しでも金利の高いネット優遇定期を利用したかった

Aさんがネット優遇定期を選んだのは、少しでも金利の高い定期預金を利用したかったからです。

1か月前に、Aさんが1年前に預けていた1,000万円の定期預金が満期となりました。この時、Aさんがいつも利用している銀行の定期預金の店頭金利は1年0.5%でした。Aさんが利用していた定期預金は満期後、自動的に店頭金利で継続となる商品だったので1,000万円の定期預金は0.5%で継続されていました。

最近銀行の預金金利が上がったねと友人と話していたところ、「ネット銀行であれば1年で1.0%を超える年利の定期預金もある」ということを知りました。
「でもネットは難しいから…」と思っていたところ、いつも利用している銀行にもインターネット優遇定期があり、1年ものの定期預金が0.8%の年利であることが分かりました。

「せっかく預けるなら、普通の定期預金よりも少しでも有利な商品を選びたい」
そんな気持ちから、ネット優遇定期を利用することを決めました。

ところが、申し込みの段階でつまずいてしまいます。ネット操作が得意ではないAさんにとって、画面を見ながら自分で手続きを進めるのは簡単ではありませんでした。

そこで、「銀行なら操作を教えてもらえるかもしれない」と窓口に相談することにしたのです。

ネット操作が苦手で窓口に相談するも、パンフレットと専用ダイヤルを案内される

窓口で相談したAさんに対して、職員は「ネットの商品なので、ご自身で操作してください」と説明した上で、操作方法が書かれたパンフレットと、ネットバンキング専用ダイヤルの番号を案内しました。

窓口で操作をしてもらえると思っていたAさんにとっては、少し意外な対応だったかもしれません。

ただ、職員は決して冷たい態度だったわけではなく、申し訳なさそうに説明してくれたそうです。そのため、Aさんも「仕方がないのかな」と思いながら、その場を後にしました。

窓口が混雑していたことを考えると、対応できない事情も分かる

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出典元:photoAC(※画像はイメージです)

この日は、銀行の窓口がかなり混雑していました。もし窓口が空いていたら、操作方法くらいは見てもらえたのかもしれません。
しかし、混雑している中で、一人のお客さんにつきっきりでネット操作を案内するのは、職員側としても難しいでしょう。

また、ネット専用商品なのだから、自分で手続きすることが前提なのも理解できます。
とはいえ、ほかのお客さんがいる前で「ネットの商品なので」と言われると、Aさんとしては厚かましい客と思われるのではと感じてしまい、少し気まずさが残りました。

「分からないから聞きに来ただけなのに…」という気持ちがあったのも無理はありません。

ネット専用商品はなぜ金利が良いのか、その仕組みを考えて納得

今回のことで、Aさんは「なぜネット専用の商品は金利が優遇されているのだろう」と考えました。

ネットで手続きをする商品なら、店舗で職員が受付をしたり、書類を準備したりする手間を減らせます。
銀行側の負担が少なくなるからこそ、その分を金利の優遇という形で利用者に還元できる。そう考えると、「自分で操作するから、この金利なんだ」と納得できたそうです。

今回の件で、Aさんは自分自身も変わらなければいけないと考えたそうです。そこで、娘さんが帰省したタイミングでインターネットバンキングの使用方法を教えてもらうことで、結果的にインターネット優遇定期預金を利用することができたそうです。

「お得な理由」「必要な知識」を理解することが大切

ネットが苦手な人にとっては、ネット専用商品は少しハードルが高く感じられるかもしれません。
しかし、金利の高さだけを見るのではなく、「なぜこの商品はお得なのか」まで知っておけば、窓口で手続きをしてもらいづらい理由も理解しやすくなります。

銀行側にも事情があり、利用者にも「分からないから教えてほしい」という事情があります。「分からないからとりあえず窓口へ…」と考える前に、どのような知識が必要か事前に知っておくことも大切です。まずはネットバンキングのよくある質問、それでもわからなければチャットボット、さらにわからなければコールセンターなど、いくつかの方法で調べてみることをおすすめします。

ネット化が進む銀行サービスの中で、利用者側の認識も見直すことも必要なのかもしれません。


執筆:かきまり|元金融OL・現役FP

金融機関で14年間勤務した後、Webライターに転身。銀行業務、保険業務では、預金や資産運用、保険商品の提案をはじめ、相続対策や資産形成、ライフプランに関するアドバイスなど、多くのお客様の相談に携わってきた。専門的な内容も読者目線でかみ砕いて伝え、「読んで終わり」ではなく、実際の行動につながる実用的なコンテンツを目指している。FP2級/AFP資格保有。

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