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母の遺品整理で“ブランド品”を譲り受けた30代女性→数ヶ月後、買取査定に持って行くと…“提示された金額”に「本当に驚きました」

  • 2026.9.24
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出典元:photoAC(※画像はイメージです)

みなさま、こんにちは。元銀行員の金融ライター・池田です。

ブランド品の買取価格は状態やモデル、シーズンなどのさまざまな条件により大きく異なります。実際に査定してもらったら、「思っていたより高値がつかなかった…」という経験がある人も多いのではないでしょうか。

今回は、亡き母のブランド品を譲り受けることを考慮して遺産分割を進めたものの、後にトラブルへと発展してしまった女性の事例を紹介します。

母の遺品整理でブランド品を譲り受けることになった女性

30代の女性・Aさんは、母を亡くし、遺品整理中でした。

今回の相続人は、父、Aさん、Aさんの弟の3人です。

母は生前からある人気ブランドが好きで、バッグやアクセサリー、革小物、ブーツ、腕時計などを少しずつ買い集めていたそうです。

「数年前、出張買取業者に不要品の回収をお願いしたことがあったんです。そのときに母がブランド品を査定だけしてもらったところ、総額300万円程度になったと話していました。母はその後も日常的に使っていたので、あの頃よりも多少の使用感はあると思いますが…。ただ、今はブランド品もどんどん値上がりしていますし、もっと高値になる可能性もあるかも…と思っていました」

Aさんは、母のブランド品をすべて譲り受けることに。

当初、母の遺産2,000万円は、父が1,000万円、Aさんと弟で500万円ずつ相続する予定でした。

しかし、「私だけブランド品をもらうのは不公平かな?」と感じたAさん。

ブランド品を300万円と考え、Aさんは現金350万円+ブランド品300万円を、弟は現金650万円を相続することで話が進みました。

数か月後、査定結果にあ然…

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出典元:photoAC(※画像はイメージです)

Aさんは母のブランド品を自分が使うつもりでいましたが、サイズや好みが合わないものも多かったそうです。また、「汚さないようにしないと」と気を遣って使用するのも億劫に感じ、結局使わなくなっていったといいます。

「使わないのに持っていても仕方ないし、もう売ってしまおう」
そう思ったAさんが買取店を訪れると、まさかの査定結果が。

「今回の査定額は、すべて合わせて150万円です」
想定外の金額にショックを受けるAさん。査定額が下がった理由は、使用感が強いことや小さな傷があること、人気モデルから外れていることなどが原因でした。

「最低でも300万円と考えていたので、本当に驚きました。買取額は想定の半額になってしまいましたが、手元にあっても使わないのでその場で買い取ってもらいました」

しかし、ここでブランド品が「300万円」の価値であることを前提とした遺産分割方法に不満を感じ始めたAさん。弟に今回の買取額を伝え、「私の現金の相続分を増やしてほしい」と要求したそうです。

弟側は、「もともと姉の提案を受け入れただけなのにそれはおかしい」「そもそも姉がブランド品を雑に扱っていたことで買取額が下がったのではないか」と主張。結局、話し合いに応じてもらえることはありませんでした。

ブランド品や貴金属は遺産分割前に「本当の価値」を確認

ブランド品や貴金属は、購入時の価格や本人が考えていた価値と、実際の買取価格が大きく異なることも珍しくありません。

今回のケースでは、同じ商品でも、状態や需要によって数年前よりも買取価格が大きく下がってしまっていました。

ブランド品や貴金属の相続において大切なのは、財産の価値を明確にしたうえで、相続人同士で認識をそろえることです。

遺産分割協議前に、必要に応じて査定を受けておくことをおすすめします。


監修・執筆:元銀行員・ikebu

元銀行員の金融・法律ライター。一種外務員資格(証券外務員一種)、行政書士資格を保有。大学では法学部・法律学科に在籍し、卒業後は地方銀行に入行。個人リテール業務において、投資信託・生命保険商品の販売を中心とする資産運用のサポートのほか、住宅ローンや相続などの幅広い業務に携わる。法人営業では、事業性融資や法人向けの運用商品販売を担当。現在は金融・法律ジャンルを中心にライターとして活動。銀行員時代の経験や保有資格を活かし、専門的な内容を分かりやすく丁寧に解説することを得意とする。

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