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薬剤師「まさに戦場です」お盆直前、薬局の“待ち時間90分”…薬剤師が教える“混雑を避けるための小さな工夫”とは…?

  • 2026.8.8
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出典:photoAC(※画像はイメージです)

お盆前の薬局は、帰省や旅行を控えた患者さんで一日中大混雑。

猛暑も相まって、待合室は熱気と焦りに包まれます。

ある日の調剤室で起きた60代男性患者さんとの小さなハプニングを交えながら、現場で働く薬剤師のリアルな一日をお届けします。

あわせて、混雑期を少しでも快適に乗り切るための工夫もご紹介します。

待ち時間90分、待合室に響いた一言

お盆休みを目前に控えた薬局は、普段の1.5倍以上の来局者が押し寄せることも珍しくありません。

処方箋を握りしめた患者さんが次々と入ってくる光景は、まさに「戦場」です。

ある猛暑日の午後、掲示された待ち時間は「約90分」。

冷房を強めに設定しているものの、扉が開くたびに熱気が流れ込みます。

ふと待合室から「まだかね〜」という声が聞こえ、思わず苦笑しつつも申し訳ない気持ちに。

混雑期は、どうしても一人あたりの調剤・監査・投薬に時間がかかります。

安全確保の観点から丁寧さは譲れない部分でもあるため、患者さんへの声かけを絶やさないことが大切だと改めて感じました。

猛暑で薬袋を持つ手も汗だく

調剤室内の温度も上がりやすく、薬袋を持つ手が汗ばむこともしばしば。

冷所保管の医薬品を取り扱う際には、扉の開閉時間にも神経を使います。

夏の薬局は、患者さんだけでなくスタッフにとっても体力勝負の季節です。

60代男性患者との「うっかり」ハプニング

混雑時ほど、ちょっとしたミスや行き違いが起きやすいもの。

この日も、常連である60代の男性患者さんとの間で小さなハプニングがありました。

番号を呼ばれてカウンターに来られた時のこと。

「あれ、処方箋どこだ…」と鞄をあちこち探されます。

結局、家のテーブルに置いてきてしまったとのこと。

「暑さでぼーっとしちゃってねぇ」と苦笑いされる姿に、こちらも思わず頬がゆるみます。

急いで取りに戻られた後、無事にお薬をお渡しすることができました。

猛暑と混雑が重なると、誰でもうっかりは起こり得るものです。

混雑期を賢く乗り切るための小さな工夫

長い待ち時間を少しでも減らすため、患者さん側でできる工夫もいくつかあります。

  • 来局タイミングをずらす

一般的に、平日の午前中、特に開局直後や昼過ぎは比較的空いている傾向にあります。逆に、夕方や土曜日、連休前日はどうしても混み合いがち。可能であれば、来局のタイミングを少し早めるだけでも、待ち時間は大きく変わります。

  • お薬手帳アプリの活用

紙のお薬手帳を忘れてしまう方も多い時期ですが、スマートフォンのお薬手帳アプリを使えば、忘れる心配がありません。過去の服薬履歴もすぐに確認できるため、薬剤師とのやり取りもスムーズに進みます。

混雑期こそ、こうした小さな備えが自分の時間を守る鍵になります。


ライター:下田篤男

京都大学薬学部総合薬学科を卒業後、調剤薬局やドラッグストアグループで薬剤師として勤務してきました。総合病院の門前店舗では管理薬剤師を務め、たくさんの患者さんと向き合う日々の中で、「薬を渡す」だけではない、人と人との関わりの大切さを実感しています。現在は薬剤師として現場に立ちながら、医療記事の執筆・編集や薬局経営コンサルタントとしても活動中。読者の皆さまに、薬局がもっと身近で頼れる場所になるような情報をお届けしていきたいと思っています。


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