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時計のプロが伝授! 今、選ぶべきウォッチトレンドQ&A

  • 2026.7.27
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本当に買うべき時計はどれ? 目の肥えたプロたちが、名作から注目の新作まで本音でナビゲート。時計選びの参考になりすぎる必読アドバイスと、最新ウォッチ事情をキャッチしよう。『エル・ジャポン』8月号より。

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教えてくれたのは

野上亜紀(ウォッチ&ジュエリージャーナリスト)/深い専門知識と、女性目線の審美眼で、専門誌からファッション誌まで幅広く執筆。ジュエリーにも精通。

関口 優(『ホディンキー ジャパン』 編集長)/専門誌の編集長として、歴史、技術さらにはファッションとの相性など幅広い視点から時計の楽しみを発信。

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Q1. PRに代わって語りたい! 私的な推し時計は?

「『ヴァン クリーフ&アーペル』の最新作“ミッドナイト ユール ディシ エ ユール ダイヨール”は、複雑な2カ国時刻表示機構と、メゾンが誇る究極のエナメル技法が美しく融合した逸品。直径38ミリという小径化により、女性の腕にも品よくなじむサイズへと劇的な進化を遂げました。

手首の動きや光の角度に合わせて、暖色から寒色へと神秘的に色彩を変える文字盤の職人技は実に見事の一言。写真では決して伝わりきらない美しさを眺めてほしい芸術品です」(野上さん)

“ミッドナイト ユール ディシ エ ユール ダイヨール ウォッチ”(RG×エナメル、ケースサイズ36㎜、10月発売予定)¥8,250,000(予定価格)/ヴァン クリーフ&アーペル(ヴァン クリーフ&アーペル ル デスク)

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Q1. PRに代わって語りたい! 私的な推し時計は?

「『ウォッチメーカーのためのウォッチメーカー』と称される『ジャガー・ルクルト』。実直なものづくりが最大の魅力でしたが、近年は美観やサイズ感への感度も高まっています。

イチ推しが、絶対的名作である“レベルソ”に仲間入りしたブレスレットモデル。13.5mにもおよぶ金のワイヤーを編み込んで作られるこの“ミラネーゼブレスレット”は、その名のとおりミラノで製造。今年、待望のスモールサイズが加わり、女性にもおすすめできる1本に。(関口さん)

“レベルソ・トリビュート・モノフェイス”(PG、ケースサイズ45.6×27.4㎜)¥7,480,000/ジャガー ルクルト

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Q2. 2026年、時計トレンドはどうなる?

「時計の小径化という、男性にとってはクラシカルな装いとなる、女性にとっては男女問わないジェンダーレスなサイズの時計が増えてきています。その傾向は今年も健在。それに加え、各社が自らのアイコンやルーツを見直すという堅実な流れも見られます。

『A.ランゲ&ゾーネ』は、メンズで人気の“サクソニア・アニュアルカレンダー”に待望の36ミリが仲間入りしました。原点回帰と、その発展はユーザーへの真摯な姿勢の表れであり、それによって各時計のオリジナリティもさらに際立ったと感じます」(野上さん)

“サクソニア・アニュアルカレンダー”(SS×WG、ケースサイズ36㎜)価格は要問い合わせ/A.ランゲ&ゾーネ

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Q2. 2026年、時計トレンドはどうなる?

「時計界は技術よりもストーリー性で差別化を図る傾向に。『ヴァン クリーフ&アーペル』の新作にはそれが色濃く出ています。

“ペルレ ウォッチ”の文字盤に用いたアベンチュリンガラスは、イタリア・ムラーノ島の工房製で、メゾンが長年付き合う企業のもの。一方で、このガラス工芸の伝統的工程をエナメル文字盤に応用したのが、野上さんも推す「ミッドナイト ユール ディシ エ ユール ダイヨール ウォッチ」。独自の哲学を反映した、機能や質で測れない魅力に惹かれました」(関口さん)

“ペルレ ウォッチ”(WG×ダイヤ、ケースサイズ23㎜) ¥3,801,600/ヴァン クリーフ&アーペル(ヴァン クリーフ&アーペル ル デスク)

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Q3. もし人生最初の1本を買い直すとしたら、何を買う?

「この15年ほどで女性のための機械式時計が充実し、男性のコピーではなく女性のために考え抜かれたデザインが確実に増えました。これはとてもうれしいことで、レディスウォッチの観点から作られた時計をぜひ選びたいです。

実際にも初めて心惹かれた『オメガ』から、今なら“アクアテラ”を。高性能かつレディス向けのサイズ展開で、色も豊富。ニスの光沢が美しいブラックをはじめ、文字盤は色によって仕上げを変えているのも魅力的」(野上さん)

“アクアテラ 30MM”(SS、ケースサイズ30㎜)¥1,056,000(予定価格)/オメ ガ

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Q3. もし人生最初の1本を買い直すとしたら、何を買う?

「すべての時計の基準とも言える『ロレックス』で、最もベーシックな“オイスター パーペチュアル”を選びたいです。時間の見やすさ、装着感、サイズ感、ブレスレットの質感、文字盤のカラバリなど、『ロレックス』が切り開いたベストなバランスがそろう名作。

天邪鬼な僕は王道アイテムを素直に買えないという難アリな性格で、実際は遠回りして手に入れました。毎日着ける道具としても、記念の1本としても満足度の高い出来栄えで、失敗しない時計選びをかなえたい」(関口さん)

“オイスター パーペチュアル 41”(YG×SS、ケースサイズ41㎜)¥ 1,428,900/ロレックス(日本ロレックス)

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Q4. 受け継いでいきたい、価値ある時計を教えて

「次世代へ受け継ぐという目線で時計を選ぶなら、色褪せることのないタイムレスなデザインを選びたいです。『パテック フィリップ』の“年次カレンダーRef.4946”は、その代表格。文字盤をはじめ、細部に至るまでの精緻なつくり込みは世界一の風格を漂わせています。

時代やトレンドに左右されず、ジェンダーレスな印象も相まって、譲りたい相手が男性であっても女性であっても、持ち主の歴史とともに美しく引き継いでいける至高の選択肢です」(野上さん)

“年次カレンダー”(WG、ケースサイズ36㎜) ¥9,950,000/ パテック フィリップ(パテック フィリップ ジャパン・インフォメーションセンター)

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Q4. 受け継いでいきたい、価値ある時計を教えて

「Q3で時計としてのクオリティの高さを語った『ロレックス』から、“オイスター パーペチュアル”をおすすめします。近年、女性向けのラインナップが拡充され、ポップなカラーやパステルカラーの文字盤が豊富に。特に今年登場したフルゴールドモデルは個人的にも注目しています。

このコレクションにフルゴールドが再登場したのは、約20年ぶり。最もベーシックでオーセンティックな時計という位置づけだったのが、女性向けサイズに華やかなゴールドをリバイバルさせたことで新時代の流れを感じます」(関口さん)

“オイスター パーペチュアル 28”(YG、ケースサイズ28㎜)¥4,687,100(予定価格、今夏発売予定)/ロレックス(日本ロレックス)

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Q5. ファッションやシーンを選ばず合わせやすいのは?

「『ロンジン』の歴史的名作を現代の感性で再解釈した“ミニドルチェ ヴィータ”。アールデコの意匠を受け継ぐ時計で、丸型の表示を2つ重ねたダイヤルなど、古典的なデザインがどんな装いにもなじみやすいと思います。コンパクトな角型デザインと198個の角型リンクを組み合わせたブレスレットのコンビネーションもしなやかで、手首へのおさまりがスマート。

さらに文字盤にあしらわれたダイヤモンドの輝きが品よく華やかで、確かな存在感を約束します」(野上さん)

“ミニド ル チェヴィータ”(SS×ダイヤ)¥394,900/ロンジン

Lu cas Horenbu rg © Car tier

Q5. ファッションやシーンを選ばず合わせやすいのは?

「時計選びは、自分に合うサイズ選びがポイント。ファッションやアクセサリーとのバランスもふまえ、なるべく小さいほうが汎用性は高まります。『カルティエ』の“タンク”に最近追加されたミニモデルは、コーディネートがしやすいうえに、確かなルーツを持つデザインで個性も主張。

時計本体とベルトの幅がほとんど一緒のデザインで、カジュアルに見えそうなところ、優雅さも失われないのが“タンク”の不思議。シームレスに着けこなせてしまう数少ない1本です」(関口さん)

“タンク ルイ カルティエ”(YG、ケースサイズ24×16.5㎜)¥1,544,400/カルティエ(カルティエ カスタマーサービスセンター)

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