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「私はバツ2なんですけどね」自分語りを延々続ける上司の祝辞。気まずくなる披露宴を立て直した司会の言葉とは

  • 2026.7.26
「私はバツ2なんですけどね」自分語りを延々続ける上司の祝辞。気まずくなる披露宴を立て直した司会の言葉とは

幸せそうな友人の姿に

その日は、学生時代からの親友の結婚披露宴でした。

苦労を重ねてきた彼女が、やっと巡り会えた人と並んで座っている。

その姿を見ているだけで、私まで胸が温かくなりました。

会場は和やかな空気に包まれ、両家の親族もにこやかに杯を交わしています。

ここまでの道のりを知っているだけに、私は何度も目頭が熱くなりました。

隣の席の友人とも、本当に良いお式ねと小さく囁き合ったものでした。

お色直しを終えた新婦が席に戻り、いよいよ来賓の祝辞という段になりました。

マイクの前に立ったのは、新婦の勤め先の上司だという男性です。

一変した会場の空気

ところが、その祝辞が始まると、和やかだった空気は少しずつ変わっていきました。

上司は新婦を褒める言葉もそこそこに、なぜか自分の身の上話を語り始めたのです。

若い頃の苦労話から、うまくいかなかった結婚生活のことまで。話はどんどん横道へそれていきます。

「私はバツ2なんですけどね」

そう言って笑う上司に、会場は笑い返すこともできません。

おめでたい席で、離婚を二度重ねた自分語りは、あまりに場違いでした。

新郎新婦も、曖昧に微笑むほかありませんでした。

祝辞のはずが、いつの間にか本人の反省会のようになっていきます。会場のあちこちで、参列者がそっと顔を見合わせていました。

誰もが、この話はいつ終わるのかと息をひそめています。

司会の見事な一言

長い自分語りが、ようやく一瞬だけ途切れました。その隙をとらえて、司会の女性がすっとマイクを引き取ったのです。

「貴重なお話を、ありがとうございました。人生の先輩からの、心のこもった温かいエールと受け取らせていただきます」

角を立てず、それでいて話をきちんと締めくくる一言でした。

司会はそのまま新郎新婦へ向き直り、二人のなれそめを明るく紹介し直します。

凍りかけていた空気が、その手際でふわりとほぐれていきました。

会場には、ほっとしたような笑みと拍手が戻ってきます。上司も気を悪くした様子はなく、満足げに席へ戻っていきました。

誰も傷つけず、それでいて場をきちんと立て直す。司会のプロの機転に、私は密かに舌を巻きました。

友人の晴れの日は、最後まで温かな空気のまま締めくくられたのです。

※GLAMが独自に実施したアンケートで集めた、30代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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