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夏に植えて秋にパッと咲く!球根植物【8選】と育て方のコツ。植えっぱなしタイプも

  • 2026.7.23

夏に植えて秋にパッと咲く!球根植物【8選】と育て方のコツ。植えっぱなしタイプも

球根といえばチューリップやムスカリなど、秋に植えて春に咲くものが思い浮かびます。けれども、じつは夏に植えて秋に咲く球根植物もいろいろあるのです。植えっぱなしで翌年も咲く手間なしタイプも多いので、今年の夏は球根植物に注目してみませんか。

葉っぱより先に、花から顔を出すから目立つ

それにしても、暑さ厳しい夏が植えつけ適期というだけで、かなりユニークな夏植え球根。代表格は曼殊沙華(マンジュシャゲ)、ヒガンバナとも呼ばれるリコリスです。原産地は中国で日本各地で見られる帰化植物。田んぼのあぜ道などに群れ咲く〝懐かしい花″でもあります。

ただし、リコリス以外の夏植え球根の原産地は地中海沿岸などが多く、高温多湿の日本の夏とは環境が大きく異なります。ほとんど雨の降らない夏は休眠して、秋の降雨とともに目覚めて咲き出すという生育サイクル。そのため植えつけは水はけよい培養土や、土を盛り上げて排水性を高めたレイズドベッドが適します。この特性を覚えておくと安心です。

また、夏植え球根の大きな特徴は、いきなり花茎が伸び出して咲き、あとから葉が出てくるものが多いこと。空気が澄み始め、空が高くなってくるころ、突然出現する花々に驚かされ、厳しかった夏の終りを告げるように目立ちます。夏植え球根は秋に開花苗もよく出回るので、夏に球根をゲットできなかったら、秋の園芸店も注目してみてください。

植えっぱなしで翌年も咲く夏植え球根植物8選

華やかに咲くヒガンバナの仲間【リコリス】

開花期:8~10月
草丈:30~50㎝

日本ではお彼岸の花という印象が強いヒガンバナ(リコリス・ラディアタ)も、欧米ではオレンジ色やピンクなどとカラフルな園芸品種が人気です。ほかにも日本原産で育てやすいキツネノカミソリ(L.サンギネア)や、葉が春から出るナツズイセン(L.スクアミゲラ)など、魅力的な仲間が多数あります。植えつけは種類によって6月中旬~10月です。

花を楽しんでパエリアの色づけも【サフラン】

開花期:10~11月
草丈:10~15㎝

秋に咲くクロッカスの仲間で、パエリアなどの料理や染料などに使われるハーブです。球根1球から3輪ほどの花が咲き、赤色の雌しべを乾燥させて着色に利用。来年の花を期待しないのなら、卓上に転がしておいても咲きます。植えつけは8月下旬~9月上旬に。

秋風にゆれる風情が楽しめる【秋咲きスノーフレーク】

開花期:8~10月
草丈:10~20㎝

リューコジャムの名前で親しまれてきましたが、現在はアキス(Acis)属に分類されています。華奢な花茎の先端に花径1㎝ほどのランタンのような花が吊り下がり、秋風に揺れる姿は風情があります。乾燥に弱い球根なので、おもにポットに仕立てた開花苗が秋に流通。

輝くような黄花がいくつも顔を出す【ステルンベルギア】

開花期:9月下旬~10月
草丈:10~20㎝

秋風が吹くころに鮮やかな黄色の花が咲き出します。球根1球から2~3本の花茎が出て、小型の花が密集して咲くさまがかわいらしい。過湿が苦手なので、水はけのよい用土に植えつけ、夏の休眠期には鉢植えを軒下などに移動するのがおすすめ。植えつけは8月下旬~9月下旬に。

こぼれダネでもふえてグラウンドカバーに【シクラメン・ヘデリフォリウム】

開花期:9~12月
草丈:約15㎝

シクラメンの原種のひとつで、秋咲きシクラメンとも呼ばれます。園芸品種にくらべて華奢な印象ですが、9月から初冬まで次々に開花。こぼれダネでもふえて、落葉樹の下などに群れ咲かせてグラウンドカバーも目指せます。球根の植えつけは7~8月ですが、ポット苗でも流通。

きらめく花びらが視線を引きつける【ネリネ】

開花期:10~12月中旬
草丈30~40㎝

ヒガンバナに似た花ですが、きらきら輝く花弁からダイアモンドリリーと呼ばれています。開花期間が長く、秋バラの株元を飾る花としても人気です。種類によって耐寒性が異なるので、入手の際に気をつけましょう。植えつけは8月下旬~9月中旬、または花後に。

斜面などに群植するととても目立つ【コルチカム】

開花期:9月中旬~10月
草丈:10~20㎝

イヌサフランと呼ばれるコルチカム・オータムナレなど、いくつかの原種から多くの園芸品種が誕生しています。サフランよりだいぶ大きな花が地際から咲き出るさまはユニーク。開けた斜面などで大変目立ちます。ピンク以外に白や黄色も。大きめの球根を8~9月に植えつけ。

すがすがしい香りも楽しめる【ベラドンナリリー】

開花期:9月
草丈:50~90㎝

春に咲くアマリリス(現在はヒッペアストルム属)と以前は同属だったので、こちらをホンアマリリスと呼んで区別します。1球から2本ほどの花茎を伸ばし、茎頂に10輪以上の花をつけてゴージャス。香りも楽しめます。7月中旬~8月中旬に植えつけ。寒さにはあまり強くありません。

夏植え球根は球根ではなくポット苗で販売されることも多いので、その場合は秋の開花期に入手できます。あまり馴染みのない花と思いますが、厳しい夏のあとに新鮮な気分で秋の庭やベランダに咲かせてみませんか。

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