1. トップ
  2. エピソード
  3. 「昨日の投稿、私のことでしょうか」グループ内で名指しせずに嫌味を書くママ友。だが、別のママの1行が黙らせた瞬間

「昨日の投稿、私のことでしょうか」グループ内で名指しせずに嫌味を書くママ友。だが、別のママの1行が黙らせた瞬間

  • 2026.7.22

翌朝、園の入口で聞いたこと

翌朝、私は園の入口で同じ組のママ友を待ちました。

前の日の夕方にクラスのメッセージアプリのグループへ上がった投稿を、そのままにしておけなかったからです。

名指しはされていません。

ただ、価値観の合わない人がいてしんどい、という一文でした。

公園に居合わせた人なら、誰のことか分かる書き方です。前の晩、私はその短い文を何度も読み返しました。

「昨日の投稿、私のことでしょうか」

「え、違うよ。全然関係ない」

「本当にそうですか」

「気にしすぎだよ、2回も聞くの?」

笑いながらでした。それ以上は聞きませんでした。

何度聞いても、同じ答えが返ってくるだけです。

前の日、公園で彼女は私の荷物を見てこう言ったのです。

「そのバッグ、5年は使ってるよね。うちはもう卒業した」

明るくて誰とでも話せる人ですが、ときどき人を試すような言い方をします。

気に入っているので使っています、とだけ答えて、私はその場を流しました。あのとき周りのママたちが砂場へ目を逃がしたのを、今も覚えています。

一行だけの返信

その日の夕方も、何人かで公園に寄りました。

行かない選択もありましたが、子どもが友達と約束していたのです。

彼女はいつも通り明るくて、子どもたちを大きな声で呼んでいます。私は少し離れたベンチに座っていました。

夜になって、またグループに投稿が上がったのです。

「今日の公園、なんか疲れた。価値観合わない人いるとしんどいよね」

前の日とほとんど同じ文でした。

名前はやはり、どこにも書かれていません。

返信が付いたのは、その直後です。公園に居合わせた別のママでした。

「今日の公園、私はすごく楽しかったけどね」

それだけです。誰も名指ししていません。

責める言葉もありません。

彼女の投稿には既読の数だけが増えて、返信は一つも付きませんでした。

次の朝、園の入口で会ったとき、彼女のほうから小さく頭を下げてきました。

前の日まで、こちらから挨拶しても返ってくるかどうかだった人です。

それきり、名前を伏せた投稿は一度も上がっていません。グループに流れるのは、持ち物の連絡と行事の日程だけになりました。

私は言い返してもいませんし、それ以上の追及もしていません。ただ、余計な気を遣わなくてよくなったのです。公園で子どもを遊ばせている間、もう画面を気にすることはありません。

※tendが独自に実施したアンケートで集めた、30代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

元記事で読む
の記事をもっとみる

注目コンテンツ