1. トップ
  2. カルチャー・教養
  3. ナムジュン・パイクが生んだメディアアートの行く末

ナムジュン・パイクが生んだメディアアートの行く末

  • 2026.7.21

Nam June Paik

ナムジュン・パイクが生んだメディアアートの行く末

Nam June Paik
Top Photo:手と顔 1961 白黒 1分44秒

メディアアートの巨匠 Nam June Paikの回顧展「ナムジュン・パイク|じゅげむ展」が、ワタリウム美術館にて7月19日(日)から11月23日(月・祝)まで開催される。

手と顔 1961 白黒 1分44秒
ケージの森/森の啓示(部分) 1993 植物、モニター20台、映像3チャンネル、再生機3台、ステレオ1組

テレビやビデオなどをアートに取り入れた「メディアアート」の創始者 Nam June Paik。
1932年韓国・ソウルに生まれ、日本で美学を、またJohn Cageの影響を受けドイツで現代音楽を学んだのち、1961年よりフルクサスに参加。
オノ・ヨーコやJoseph Beuysらと共に活動した。

テクノロジーと東洋の思想を交差させた彼は、テレビと人間、テクノロジーと自然を対立させるのではなく、融合させるような作品を制作。
1993年には第45回ヴェネチア・ビエンナーレにて東西統一後初のドイツパビリオンを代表し、金獅子賞を受賞している。

「ビデオアートの父」と呼ばれ、2006年に逝去するまで、世界的に評価を受け続けた。

永平寺賛歌 1986年 カラー、音 29分12秒

Paikの没後20年という節目を記念して開催される「ナムジュン・パイク|じゅげむ展」。

展覧会では、アーティスト、文人、哲学者、予言者といった多角的な面から彼の本質が見つめ直される。

時は三角形 1993 ネオン管5本、木製台、アクリル絵具、モニター72台、映像4チャンネル、再生機

ブラウン管から液晶、スマートフォン、AIと進化を続ける主要メディア。
テクノロジーが日々変化し、古いものが次々と葬られていく中であっても、Paikの作品は色褪せるどころか新鮮さを増している。

生まれた瞬間から変化を続けるメディアアートは時代と共に立ち位置も変えながら、「寿限無」のように長く生き続ける。

ニュー・キャンドル 1993 ろうそく、ろうそく立て、カメラ1台、ビデオプロジェクター4台

時代を越えるPaikの精神。
未来を見つめた彼の思想と創造力に触れて。



THE WATARI MUSEUM OF CONTEMPORARY ART
03-3402-3001



【Nam June Paik | The 20th anniversary of his passing】
DATE:7月19日(日)〜11月23日(月・祝)
※月曜定休
※ただし7月20日(月・祝)、9月21日(月・祝)、10月12日(月・祝)、11月23日(月・祝)は開館
TIME:11:00am〜7:00pm
PLACE: ワタリウム美術館
ADDRESS: 東京都渋谷区神宮前3-7-6
ADMISSION:一般 ¥1,500、学生・高校生・70歳以上 ¥1,300、小・中学生 ¥500
WEBSITE:www.watarium.co.jp/jp/exhibition/202607/
※展覧会およびチケットの詳細は展覧会のウェブサイトをご確認ください。

元記事で読む
の記事をもっとみる

注目コンテンツ