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初めて、ペットの「ニンゲン」を留守番させる日。心配性な飼い主とクールなニンゲン、少しずつ成長する関係【書評】

  • 2026.7.16

【漫画】本編を読む

大切なペットを家に残して出かける時、どうしても不安になってしまう。それが初めてなら尚更だ。ちゃんと留守番できるだろうか。寂しがっていないだろうか。こちらの心配を、本人はどこまで分かってくれているのだろうか。

『続!ニンゲンの飼い方』(ぴえ太/KADOKAWA)は、魔人の世界に迷い込んだニンゲンと、そのニンゲンを飼うことに決めた異形の飼い主の関係を描く異色のコミック。言葉が完全には通じなくても、相手の行動・しぐさの意味を少しずつ理解していくふたりの姿が愛らしい。

飼い主は、ニンゲンを飼う者が集まる「ニンゲン交流会」へ出かけることに。会場まではかなり遠く、往復で1日かかってしまうため、か弱いニンゲンの負担を考え、初めて留守番をさせることにした。とはいえ、心配は尽きない。飼い主はこの日のために、新しいおもちゃを用意し、友人に様子を見に来てもらうよう頼み、何度も声をかけた。いつになく真剣に出かけることを伝える飼い主の姿に、ニンゲンも何かを察したらしい。手を振って送り出してくれる姿に、飼い主は背中を押される。

言葉が通じなくても、声がけを続けていれば、しぐさや反応から相手の気持ちが少しずつ見えてくる。心配しながら出かける飼い主と、留守番することをすぐに理解し、受け入れるニンゲン。少しずつ信頼関係を築いてきたふたりだからこそ、初めての長時間の外出にも小さな成長がにじむ。不安と愛情が入り混じる留守番の一幕に、思わず胸が温かくなるエピソードだ。

文=アサトーミナミ

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